娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091322692

感想・レビュー・書評

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  • 展開は少女漫画そのものなんだが、設定が50を過ぎた大学教授と30過ぎのキャリアウーマンっていうので、全体的に落ちついた調子で進み、しっとりしたいいオトナ漫画だった。「センセイの鞄」に続き年の差恋愛に憧れが深まった作品。

  • 何でも一人でできてしまう女性と、難しいおじ様の恋の話。
    つぐみさんはきっと恋だと認めたくはないのでしょうが。

    どんな人と出会っても、淡々とやりすごすつぐみさん。
    ただ、海江田先生だけは上手くいかないらしい。
    その辺のつぐみさんの頑張りが、つぐみさんには悪いけど、とっても面白い。
    海江田先生と出会ってから、ゆっくりとではありますが、つぐみさんが変わっていく姿はとっても素敵です。

    出会ってから、相手によってどんどんと自分が変わっていくのって恋の醍醐味なのではないでしょうか。

  • 絵が気に入って御茶ノ水・丸善にて購入。中年の魅力について興味かなくもないけど、それよりもむしろ異性だけど、同年代のつぐみ(主人公)の幸せの定義付に関して揺れまくる様に心惹かれた。世の中には色んな価値観があるけど、30代も半ばに差し掛かるとそろそろそれが自分だけの問題ではなくなってくる、そんなプレッシャーによる焦りかよく描かれていると思う。もっとも幸せの定義なんてそれぞれの世代、時代、各個人みんな違う。それを固定観念化しようとする向きはどこにでもあるからそんなチカラとの不毛な闘いにならないよう柔軟な精神を持ちたいと思う。

  • 2011 7/5読了。WonderGooで購入。
    『姉の結婚』を@miqueさんが勧められていた際に、あわせて「前に書いていたマンガも大学教授が出てきて・・・」と紹介していた本。
    ついでだし、と思ってまとめて買ってきた。
    これまた30も半ばを過ぎた綺麗な女性が、こっちはかなり年のいった男性と田舎の一軒家で同居しながら恋愛になりそうだったりならなさそうだったりおっぱいを見られたりする話。
    それにしてもつぐみさんも海江田先生もモテモテである。

    こっちも理不尽なくらいに傍若無人な迫り方をしてくる男性と流されるヒロインの話なわけだが、不思議とこっちの方が『姉の結婚』より今のところ好き。
    哲学やってるメガネかけた方言が出てくる喋り方をする恋する大学教員、ってところがなんか身近な誰かを想像させる。

  • 私は総じて「腐女子の妄想を自己満足で具現化した漫画」が
    死ぬほど嫌いなんですが、
    この漫画は許せる。
    なぜなら相手のおっさんがかっこいいから。(キッパリ)
    人生の酸いも甘いも知り尽くしている人が
    匂わす雰囲気は色気があって良いですね。
    ヤマシタトモコの短編もそうだけど、
    恋愛において不器用な高齢の男性ってずるいよね。

  • この物語を実写化するとなったら。。登場人物の一人である「海江田」教授について友人達と頼まれもしないのに議論中。小林薫、水谷豊、、etc 。今のところ「佐々木 蔵之介に老けメイク」が最有力候補。

  • どっかで見たことあるなあ・・・と思ったら、設定がちょっと某小説に似ていた。

    しかしその小説ほど二人の関係は曖昧模糊とはしておらず、むしろくっきりと鮮やかに浮かび上がってくる、明確な男女の関係。
    「この人の近くにおりたいと僕の何かが決めてしまった」
    恋をしている、と端的に、はっきりと述べてしまうその一言がまっすぐで、痛い。
    カイエダ氏の突き放すような物言いとは裏腹の、その実全てからつぐみさんを護ろうとする姿が良いです。

  • 海江田さんがツボったので、すごくよかった…!
    出来すぎているから結婚できない主人公と、主人公の祖母の愛人との恋愛もの。
    恋愛以外にも人間が描けてるから面白いです。コミカルな部分もかわいい。
    歳の割りにちょっと老けすぎだけどね、海江田さん。笑

  • おじさんの色気とは、若い人のあふれる勢いとは違って内から滲み出てくるものなのかしら。

    若いころから色っぽいおじさんは大好きだったけれど、今思うと、落ち着いた大人の雰囲気とか、包容力に守られたいっていう気持ちが強かったかな。
    自分もおばさんになってみると、また違う魅力があるなぁと思いました。
    枯れているのかと思いきや、ものすごく色気のある背中だったり横顔だったり、無邪気な笑顔や頑固な表情、男の人はいくつでも可愛い。それを再発見(笑)

  • n回目。。
    秋本との関係かなり理想だ
    どんどんことば無くしても信頼していくところ愛おしい

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著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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