星に願いを、月に祈りを

著者 :
  • 小学館
3.50
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本棚登録 : 960
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863223

感想・レビュー・書評

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  • なんという圧倒的ほっこり感…!こういうストーリーは本当に全くもって好きじゃない(むしろ嫌い)なはずなのに、それでもこんなに幸せな読後なのは、完璧に中村航氏の文章のせい。ほんとに、この人の文章の響きと空気が好き。(もちろん宮尾和孝氏の絵も必須)あー…、しあわせな気分だけが手のひらに残っているようだ。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||N
    資料ID:95120381

  • 最初つまらなかったけど後半おもしろい。不思議な繋がり。

  • 雰囲気は嫌いじゃないけど
    なんか、しっくり来なかった。
    私の理解力の問題かな

    もう一回読んでみよう!

  • 2014年8月4日読了。

    第一章は正直、「ハズレかも・・・」と思ってました。
    DJの話がすごく退屈に感じたのが一番大きな原因ですが・・・。

    ただ、第二章からは徐々に面白くなっていきました。
    少しずつリンクするだけだった物語が、過去から未来へと
    確実に繋がっていく様子は、読んでいて温かな気持ちになりました。

  • 絶妙な構成が見事です。視点、時間軸、2つの世界が入れ替わり、ラジオの導入もあり読みにくいですが、必要不可能な設定です。ナックルボールは青年期の心の揺れ。揺れる確率はその高ぶり。キャッチボール、ラジオ、合唱は発信と受信の象徴。ミニーはミキの縦棒を引き抜いた形。幾何模様は天体の周期軌道。静寂な文章だが精緻な暗喩が隠されている気がします。そんな中村航の紡ぐ言葉の数々が大好きです。

  • 素敵な題名に惹かれて,手に取りました。

    第一章は,ちょっと前に進みにくくて読みにくい印象。
    第二章は,アキオ君の勤勉さ,ひたむきさが好印象で,私は好きです。
    挿話と第三章は,せつないけど,掴みどころがない感じ。
    最終章は,アキオ君の一途な恋が成就して,幸せな気持ちになりました。
    もっとも,第三章以降駆け足で読んでしまったせいか,私はそれほどカタルシスを得られず,曖昧な感じが残りました。再読もしてみたのですが…。
    各々の読者に解釈を委ねるというのが,この作品のある種持ち味でもあるんでしょうね。

    「どうか君の夜空に,優しい星が流れますように―」
    優しい気持ちになりたいときにおススメの物語です。

  • ファンタジックな世界でとても綺麗な物語でした。間に挟まっているDJがちょっとリズムをガチャガチャに損ねている感じもする。

  • 夜中の3時に読み終える。妙な気分になる。曇り空。星は見えない。見えないだけでちゃんと存在してる不思議。

  • 4編の短編小説と1編の挿話、そしてそれを紡ぐ星空放送局のサトザキさんの語り。第3章の「約束の世界」は現実と幻、現在と過去の入り混じる不思議な世界です。サトザキさんがミキに逢えて良かった。そしてアキオの約束が叶えられて良かった。中村航さんの文章は甘く優しくて素敵ですね。

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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