- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863223
感想・レビュー・書評
-
ラジオ放送を挟んでたりするところはすごく”らしい”と思った。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やさしいやさしいお話でした。
※このお話は、最後まで読み進められるかどうかが鍵。
現実と夢のはざまを、漂うような物語。
物語の視点が、ポツポツと変わっていく中
不思議なラジオが挟まる。
思わず読み返してしまいました。
正直、途中でリタイアしそうになっちゃいましたけども。
最後まで読んで、涙が出ました。
それでも諦めずに読めたのは、
やさしい語り口の「星空・レディオ・ショー」と、ミニーと掌さんのおかげ。
==============================
(両手を広げると、両手の幅が1mほどになり)
(1mの10の28乗=だいたい宇宙の大きさ)
(1mの10のマイナス27乗=素粒子の大きさ)
つまり、こういうことだ。
ボクラが両手で抱きしめられるものは、ちょうど極大と極小の、
真ん中のサイズなんだぜ。 -
中村航さんの本の中で一番好きです。
ミステリーっぽい要素もあって読み進めるのが楽しかった(^_^) -
すごく優しく、ほっこりする短編小説。
挿話と第3章だけ少し異質な感じがする。最後まで読むと、第3章の意味が分かる。挿話はまだよく分からないが…(T-T)
この本のキーワードがメビウスの環であることは間違いない。パラレルワールドとは即ち裏側の世界なのかもしれない。 -
どうか君の夜空に、優しい星が流れますように。
優しい本でした。
メビウスの輪、人の繋がり、過去、未来、その狭間で揺れる現在。
ちりばめられた断片が形をなす、もう一度読みなおしてみよう(^-^)v。 -
第3章から、この本は面白くなると思います。でも、第1章、第2章にも大切なポイントがあって。何度かページを戻って、進んでを繰り返しました。切なさと温かさが心を占める話。
目玉焼きを作りたくなり、スピロデザイン定規が欲しくなりました。あと、天体観測をしたいなあ。
話が逸れました(笑)。次は、この本の原点となる「星空放送局」を読みたいと思います。 -
途中に出てくるメビウスの輪、それが大きな意味を持っているんだなって最後に気がついた。
不思議で優しいおはなし。
アキオが好きだった。 -
幻想的です。
メビウスの輪。
ほんわかしてます。 -
中村航さんならではの優しい小説です。
ファンタジー?喪失と再生の物語。 -
『星空放送局』はもっと童話的な感じだったが、こちらは小説。第2章の約束を探して、のアキオ君が好きだな…肩肘張らない純粋さが深く胸に残る。最終章ですべて繋がるのは、ありきたりかもしれないが安心出来たし、心があったかくなった。
こういう世界があってもいいじゃない?という1冊。
宮尾和孝さんのイラストが今回も絶妙。