星に願いを、月に祈りを

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 960
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863223

感想・レビュー・書評

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  •  ラジオ放送を挟んでたりするところはすごく”らしい”と思った。

  • やさしいやさしいお話でした。

    ※このお話は、最後まで読み進められるかどうかが鍵。

    現実と夢のはざまを、漂うような物語。
    物語の視点が、ポツポツと変わっていく中
    不思議なラジオが挟まる。

    思わず読み返してしまいました。
    正直、途中でリタイアしそうになっちゃいましたけども。
    最後まで読んで、涙が出ました。

    それでも諦めずに読めたのは、
    やさしい語り口の「星空・レディオ・ショー」と、ミニーと掌さんのおかげ。
    ==============================

    (両手を広げると、両手の幅が1mほどになり)
    (1mの10の28乗=だいたい宇宙の大きさ)
    (1mの10のマイナス27乗=素粒子の大きさ)

    つまり、こういうことだ。
    ボクラが両手で抱きしめられるものは、ちょうど極大と極小の、
    真ん中のサイズなんだぜ。

  • 中村航さんの本の中で一番好きです。
    ミステリーっぽい要素もあって読み進めるのが楽しかった(^_^)

  • すごく優しく、ほっこりする短編小説。

    挿話と第3章だけ少し異質な感じがする。最後まで読むと、第3章の意味が分かる。挿話はまだよく分からないが…(T-T)
    この本のキーワードがメビウスの環であることは間違いない。パラレルワールドとは即ち裏側の世界なのかもしれない。

  • どうか君の夜空に、優しい星が流れますように。

    優しい本でした。

    メビウスの輪、人の繋がり、過去、未来、その狭間で揺れる現在。

    ちりばめられた断片が形をなす、もう一度読みなおしてみよう(^-^)v。

  • 第3章から、この本は面白くなると思います。でも、第1章、第2章にも大切なポイントがあって。何度かページを戻って、進んでを繰り返しました。切なさと温かさが心を占める話。
    目玉焼きを作りたくなり、スピロデザイン定規が欲しくなりました。あと、天体観測をしたいなあ。
    話が逸れました(笑)。次は、この本の原点となる「星空放送局」を読みたいと思います。

  • 途中に出てくるメビウスの輪、それが大きな意味を持っているんだなって最後に気がついた。
    不思議で優しいおはなし。
    アキオが好きだった。

  • 幻想的です。
    メビウスの輪。

    ほんわかしてます。

  • 中村航さんならではの優しい小説です。
    ファンタジー?喪失と再生の物語。

  • 『星空放送局』はもっと童話的な感じだったが、こちらは小説。第2章の約束を探して、のアキオ君が好きだな…肩肘張らない純粋さが深く胸に残る。最終章ですべて繋がるのは、ありきたりかもしれないが安心出来たし、心があったかくなった。
    こういう世界があってもいいじゃない?という1冊。
    宮尾和孝さんのイラストが今回も絶妙。

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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