ロマンシエ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1370
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864237

感想・レビュー・書評

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  • 表紙は渋めで期待していたのに、内容は子どもの頃読んでいた少女小説のような語り口で、正直辟易…。
    パリを舞台にした青年の成長小説なのですが、自由を求める性同一性障害の青年の落ち着くラストがそこか!?とリアリティにも欠けます。
    素人の夢小説みたい(辛辣すみません)。
    パリの情景やリトグラフの描写などは素晴らしく、まるで外国の工房に自分がいるような気持になれたのに、色んな部分が残念でした。

  • しかしもとんでもない小説をわたしも読んでしまったものだ。これなんと◯◯◯小説なのだ。
    たぶん作者原田マハにとってもこの先唯一の「おてん」として(あえてヒラガナで書くw)残っていく作品となるのだろう。
    その話し言葉や表現にしばしば辟易しながらも最後まで読んでしまうのは、これでも結構オモシロイだからなのだけど。
    しかし原田マハの作品はこんなハチャメチャな設定であるにも関わらづ泣ける場所があるのだ。
    今回も危うくそれに殺られそうになったが「いやいやこいつは◯◯◯なんだから」と唱えながらこらえた。すまなかった。

  • コミカルな文体と疾走感のあるストーリーであっという間に読めた。ラストは意外というかちょっと納得できなかったけれど、とても面白かった。読み終わってしまって寂しいけれど、美術展と連動しているとのことなので実際に体験しに行ってみようと思う。今から楽しみ!

    ミッチがリトグラフやハルさん達のおかげで最後は自分のユニークさを受け入れられて良かった。自由でいられる場所を見つけたミッチ、これからも自分の道を爆進してほしい!

  • 勝手にキャスティングして読んでました。
    美智之輔:佐藤健
    高瀬くん:東出昌大
    サキちゃん:松岡茉優(好みの問題か。)
    ハルさん:片桐はいり(終盤で言及されてたけど、その前からこれしかないっていうイメージ。作家の表現力、凄いなあ。)
    ムギさん:山口紗弥加(もたいまさこらしいけど。コウノドリでやってた新井先生役の印象が。)
    ママン:野際陽子(浅見坊ちゃんの母雪江のイメージか。)
    パパ:風間杜夫(揮毫が「我田引水」の政治家っていう感じ。)
    パトリス:ジャン・レノ(フランス人のおっさん俳優ってこれくらいしか知らん。)
    ジンジン:渡部篤郎
    ドロン:ジローラモ(イタリア人だっけ?)

    <追記>
    後から考えると、ジンジンは、竹内豊がはまってるなあ。
    あと、うさぎちゃんは、柳ゆり菜さんでお願いします。
    って、誰に頼んでんだ?そして、なぜそこだけさん付け?

  • 暑くなってきたねw

    ってな事で原田マハの『 ロマンシエ』

    マハさんの作品にしては ?って感じの雰囲気w
    おキャンピーな表現やキャラ設定がゴーストライターが書いてるのかな?って感じじゃったけど、中盤からええ話になって来て惹き込まれる♪

    idemに行ってリトグラフ観てみたいなぁw

    暴れ鮫も読みたい(笑)

    羽生光晴は実は原田マハさん自身を描いてるんじゃないかなって思ってしまうw

    ラストの〆が最高にオシャレじゃったわ~♪ やられましたw

    2016年32冊目

  • フランスの街並みや建物などが目に浮かびながら進んでいく一冊。
    テンポが良くて、楽しかったー!!!

  • 慣れるまで文体が読みにくくて初めてマハさん作品にハマらないかもと思ったけど、だんだん慣れてくるしどんどん引き込まれてやはり面白かった。
    ドキドキする恋愛も悪くないけど、ありのままの自分でいられて相手の事を素直に思いやれる関係性って素敵だなと思った。

  • 他の方のコメントにもありましたが、途中から面白くなってきます。

  • 主人公の遠明寺美智之輔は、同級生の高瀬君が大好きな夢見る乙女チックな画学生の男の子。大ファンの有名な小説家とパリで出会い、どきどきする恋が進行していく。

  • 君が生きているいるその場所。そこは、決して世界の端っこなんかじゃない。君が叫んだその場所こそが、本当の世界の真ん中なのだ
    男として生まれたんだから、男としての人生を歩む。それが当然の現実世界は自分にとっては不自然で、居心地が悪かった。社会が作り上げた常識や決め事に、がんじがらめ束縛されてしまう、不自由な世界だった

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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