- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093866828
感想・レビュー・書評
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警察ものが得意そうな月村さんの作品を始めて読みました。主たる登場人物が日香合わせて10人もいてついていけるかなあと思いましたが、全然オッケーでサクサク読めました。活劇部分はビジュアルがイメージされ、アクション映画を見ているような感覚。
なるほどの直木賞候補作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それぞれキャラがたっている上にアクションシーンも迫力があり、どんどん読み進める事ができました。
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まあ派手に鉄砲の撃ち合いを日本の国内でやらかすものか!それも2度にも渡って!人物像がなかなか区別がつかなくって苦労して読み終えた。娯楽性があって肩が凝らなくて面白かった。
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直木賞候補
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ドンパチ、ひたすらドンパチ。
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香港警察と日本警察
香港の人は日本での警察活動の権限がなく日本の警察と行動を共にして同じパワーバランスにするためにも同じ階級のもの同士が配属
香港側が追っているのはキャサリン、ユーというデモを先導した元大学教授で助手殺しの疑惑もあって日本に逃亡中
そのキャサリン、ユーを信じ募っている民間人がかくまっていたり犯罪組織が関わっていたり
内部で裏切りがいたり
自分が思う信念、大事に思うものを守ろうとするために人はどんなことにもなれるしできる
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香港の警察とタッグを組んで日本での香港がらみの事件を追う警察小説。
設定は面白く、背景となった香港事情も興味深かったです。特に自分も香港経由で海外出張に多くいってた時期と香港デモのころは重なっていて、香港の自由や民主がなくなっていくのを目の当たりにしただけに哀しみがぶり返してきました。
ちょうど、周庭がカナダ亡命宣言をしたタイミングでもあり、物語の背景のリアルさも感じられました。
登場人物は中日ともにクセがあって、キャラ付けが極端なのですが、おかげで10人のメンバーの違いも把握でき、一気に読むことができました。