香港警察東京分室

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 647
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093866828

感想・レビュー・書評

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  • 警察ものが得意そうな月村さんの作品を始めて読みました。主たる登場人物が日香合わせて10人もいてついていけるかなあと思いましたが、全然オッケーでサクサク読めました。活劇部分はビジュアルがイメージされ、アクション映画を見ているような感覚。

    なるほどの直木賞候補作品でした。

  • それぞれキャラがたっている上にアクションシーンも迫力があり、どんどん読み進める事ができました。

  • まあ派手に鉄砲の撃ち合いを日本の国内でやらかすものか!それも2度にも渡って!人物像がなかなか区別がつかなくって苦労して読み終えた。娯楽性があって肩が凝らなくて面白かった。

  • 第169回直木賞候補作。文章と仲良くなるまでに少し時間がかかりましたが、後半は一気でした。キャラ立ちの良いハードボイルド小説で、楽しめました。シリーズ化するのかな?

  • 直木賞候補

  • ドンパチ、ひたすらドンパチ。

  • 大好物のてんこ盛りで、さすがの一言。

  • 機龍警察シリーズがあんだけ面白いんだから、月村了衛の警察小説が面白くないわけがない。
    登場人物たちの個性、ド派手アクション、現実の現代社会とリンクする問題点。読ませ処盛りだくさん。

    映像で観たいが、下手に映画化するとギャップに絶望するヤツやなぁと、特に実写映画化すると、無駄なラブコメとか下手なゲスト交えて、駄作に陥る未来が見える。

    続編の可能性を残して終わったので期待したい。機龍警察の前日譚と重なるとかの展開もありうるかと。

  • 香港警察と日本警察

    香港の人は日本での警察活動の権限がなく日本の警察と行動を共にして同じパワーバランスにするためにも同じ階級のもの同士が配属

    香港側が追っているのはキャサリン、ユーというデモを先導した元大学教授で助手殺しの疑惑もあって日本に逃亡中

    そのキャサリン、ユーを信じ募っている民間人がかくまっていたり犯罪組織が関わっていたり

    内部で裏切りがいたり

    自分が思う信念、大事に思うものを守ろうとするために人はどんなことにもなれるしできる

  • 香港の警察とタッグを組んで日本での香港がらみの事件を追う警察小説。

    設定は面白く、背景となった香港事情も興味深かったです。特に自分も香港経由で海外出張に多くいってた時期と香港デモのころは重なっていて、香港の自由や民主がなくなっていくのを目の当たりにしただけに哀しみがぶり返してきました。
    ちょうど、周庭がカナダ亡命宣言をしたタイミングでもあり、物語の背景のリアルさも感じられました。
    登場人物は中日ともにクセがあって、キャラ付けが極端なのですが、おかげで10人のメンバーの違いも把握でき、一気に読むことができました。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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