香港警察東京分室

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093866828

感想・レビュー・書評

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  • それぞれの心情の複雑さと人物どうしの絡み合いを含め、登場人物の息遣いまで聞こえてきそうなリアルさがあった。

  • 1997年までイギリスの植民地だった香港での民主化運動を牽引したキャサリン・ユー元教授が日本に潜伏している。ユー元教授は2021年に大衆を扇動してデモをした際、警察機動部隊と衝突し多数の死者がでた上、逃亡の時に協力者の助手も殺害した罪で手配されている。そこで、日本の警察に特殊共助係という、日本香港から各5名のチームが作られた。全員広東語、北京語、日本語、英語ができる。
    一人に対する呼称がコロコロと変わり、誰?と思いながら読むと話が入って来ないので、早めに登場人物紹介と対応させながら頭に入れた方が良いです。そのうちわかるかなーって、どんどん読んでいたら結局覚えられなくて途中から覚え始めてちょっと損した気持ち。
    月村さんの話の世界観の広さと、正義感、そして何よりもアクション描写の素晴らしさはこのお話でも十分に発揮されています。直木賞候補…そぐわない気もするけど、ファンとしては、話題になってこれまで読まなかった人たちも面白さに気付いてくれればいいな。魅力的なチームなので、続編期待します。

  • ちょっと。。。
    しばらく考えましたが、褒める言葉が思い浮かばなかった。

  • テロ犯罪組織に立ち向かう日本警察と香港警察。アクの強いメンバー達だが、頭脳と手腕はお墨付き。規格外れの銃撃戦が炸裂し、敵を容赦なく倒す。日本政府への苦言も爽快。

  • 外人の表記は名字が名前かどちらかに統一して欲しい。
    水越管理官は、今野敏の竜崎の後任の新所長とかぶる所あり。

  • 香港の人々の葛藤を感じる内容だった。みんなキャラが強烈で面白い。銃撃戦のシーンはとてもリアルだった。

  • キャラクター(癖)が強いメンバーですね(^^;;

    国内で起こっているとは思えない銃撃戦(笑)
    展開はほどよいリズムで、心地よいドキドキ感

    24年後に……

    警察組織を熟知する作者ならではの視点で、広くそして、深く切り込んでいく…

  • 香港警察と警視庁のチームが犯罪の捜査をする。中国の犯罪組織が出てくると、暴力シーンが激しくなる。アクション中心の小説。

  • 実際の香港と中国の問題が背後にしっかりあって、登場人物も魅力的。こんなに物騒な事件が起きたら嫌だけど、ただの刑事物ではない面白さが!次作あればいいのにと期待!

  • 登場人物もアクションシーンも平板で、入り込めなかった。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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