香港警察東京分室

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 648
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093866828

感想・レビュー・書評

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  • アクション満載の一編。
    一癖も二癖もあるキャラばかりの中で、キャピキャピしたキャラの水越管理官が印象に残る。

  • これぞエンタメ警察小説!
    映像化ができそうなスピード感・アクション場面&登場人物の多彩なキャラクター
    香港の複雑な問題を絡みつつ、派手な銃撃戦もあり、疾走感のある文章で爽快だった

    ただ話が進む際に、場面場面で視点が10人いる主要人物の視点が次々と切り替わるので、やや混乱しやすかった
    映画化するならこの人に、と俳優と当てはめながら読み進めたら、映像がより鮮明になり読みやすかった

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1324052

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/565266

  • 中国共産党に牛耳られた香港を要素にしてこんな話が書けるとは。

    警官という存在の矜持に賭けたか。

    作者特有の乾いたユーモアが心地よい。

  • 日本・香港警察間での捜査協力関係構築の一環として、神田神保町に設置された特殊共助係。ただ警察内部では香港関係者の接待役程度にしか見られておらず「香港警察東京分室」と揶揄されていた。
    その分室に持ち込まれた捜査事案は、香港でデモを扇動したうえに助手を殺害した容疑をかけられている元教授の逮捕。しかし捜査を進めていくうちに、香港系の犯罪グループの襲撃に巻き込まれる分室メンバー。
    次第に明らかになっていく国家の謀略とは―――。

    スピード感があり、アクションシーンも迫力がある。と思ったら脱力系のやり取りなんかもあったりして、そのギャップが読んでいて面白かった。
    日本国内で他国の警察組織が公然と活動するというストーリー展開は相当無理があるけど、B級アクション小説に徹するという著者の開き直りのようなものを感じたので、まあこれはこれでアリかなと思った。
    10名の主要登場人物はほぼ平等に描き分けされており、曲者揃いのメンツの個性がちゃんと浮かび上がってくる点もよくできている。ただ全てを見通す神のような存在として描かれている水越管理官の設定だけは、ミステリーとして読むとマイナスになっている気がしなくもない。
    また、恐らくシリーズ化を見据えているせいなんだろうけど、主要登場人物について誰か死んでくれとは言わないまでも、最終的に何となく落ち着くところに落ち着いてしまった感はあり、読後やや物足りなさは残った。

  • 2023.7.14

  •  近い将来の日本のことかも?
    自由はあっても、独裁政治が続いて行く❣
     考えさせられる内容です。

  • ノミネート作品でなければ読まないようなジャンルで苦戦しつつも読破…
    ユーモアとか続きがある感じは好きだった。
    いかんせん、カタカナの名前が覚えられない…!

  • 月村さん快進撃❗️エンタメは、ハラハラドキドキとタメになるのがうれしい。だから、やめられない。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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