間宮兄弟

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 2279
感想 : 477
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874991

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んでしまい、映画も観てみたかったな・・・と思っていたところ、ちょうど2日間限定アンコール上映が。二人のイメージぴったりでした。“たしけてくぇ~”が心に残りました。^_^ 。。兄弟仲良く、母を大切にし、誠実に生きている、んです。それはとてもいいことだと思います。

  • 兄弟最高☆いつまでも少年のような二人に癒される!

  • 何回も読んでしまう。あーこんな兄弟いいよなって。

  • 映画を見たのを思い出して本を借りてみた。
    雰囲気がいい。姉のことを思い出した。

  • 平和でほのぼのとした、兄弟の日常が、若干の笑い(本人たちは大真面目)ともの哀しさにつつまれていて、それがどうにも他人ごとではないように思われて、切なくなったりしながら読んだ。これで2回目。
    多分この二人は、兄弟で過ごすことに不自由していなくて、楽しく暮らしているのだろうけど、お互いにふと「このままじゃいけないいんじゃ」と自分について考えたり、自分のことは棚に上げて相手のことを憐れんだりしている。それでも誠実に、丁寧に毎日を生きている。
    そういう兄弟に、私も自分と近いものを感じたり、「こうなっちゃいけない」と思ったり、「楽しそう」って思ったり。

  • 兄弟仲が良いのはいいことだよね。
    こんな風に暮らしてみたい気もする。

  • 何かリアルでつらいぞ…?江國さんてこういう中にもどろりとした甘味とか幸福感があった気が。
    自分が変化したのかこの作品が一味違うのか。

    江國さん苦手な人にはまず勧められないなぁ。

  • 江國香織さんの文はほっこりして、落ち着けるからすごく好き。
    恋に臆病で、自分に自信の無い、でも健やかで暖かくて慎ましい兄弟の話し。兄弟っていいなーと思ったのと、恋はやっぱりコワイものなんだろうかと思った。

  • 江國作品が大好きで、
    ほぼ読了しているのに、
    この作品だけはなぜか手を出せずにきたので、
    えいっと思い切って借りて読んでみました。

    江國さんらしいといえばらしい部分も随所に見られたけれど、
    近年の作品にはないヌケ感が感じられたかも。
    (江國作品はとにかく綿密にきれいな仕上がりになってたりするから)
    そういう意味では読みやすかったです。

    非モテの間宮兄弟には、
    読んでいてしばしばものすごいいたたまれなさを感じました。
    ページをささっとめくってしまいたくなるくらい、笑。
    でもこのいたたまれなさこそ、
    この兄弟の魅力なのかな。

  • クウネルで連載されている、江國さんとその妹さんの往復書簡が思い出される。少しだけエキセントリックな、血のつながった2人の淡々と、穏やかな暮らし。ところどころのさざ波さえ、鋭角的でなく、ちょっと寂しげに柔らかく打ちつける。
    ほんのひと時、ひと処に集まった、間宮兄弟をめぐる人たちは、はらりとほどけていくけれど、兄弟は結ばれたままだ。
    映画を先に見ているので、どうしても、佐々木蔵之介さんと塚地武雅さんが間宮兄弟になってしまった。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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