間宮兄弟

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 2279
感想 : 477
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874991

感想・レビュー・書評

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  •  まるで自身が間宮兄弟の家族のような、温かい気持ちで読み終えた。
     兄弟が会話してる中で、それぞれの考えていることが違うところを描写していて、”ある、あるw”と微笑ましく思った。

  • 先日佐々木蔵之介さん主演の映画『超高速参勤交代』を見たので、そういえばこれ映画になった奴だな、と思い出して読んでみた。

    現代舞台で、主人公たちも30代なんだけど、地の文が時々ひっかかる。
    行けない、行くことができない、ではなく「行かれない」
    とか
    「間尺に合わない」
    とか
    鞄、バッグ、ではなく「手提げ」
    とか。

    若いのにうっかりハンガーを衣文掛けって言っちゃうみたいな……ちょっと変な感じだったけど、掲載誌が『女性セブン』ってことはもしかしてわざとそうしてるのかしらと思ったり(考えすぎかな)

    お話自体は面白かったですが。


    装画 / 木之上 勝
    写真 / 大野 晋三
    装丁 / SONICBANG.co.,
    初出 / 『女性セブン』2003年7月10日号~2004年1月1日号。

  • なかなかない題材。江國さん読み漁りたいわ~

  • 2014.5.31読了
    映画が大好きで、でもそう言えば原作は読んでなかったなと思って。もう、佐々木蔵之介と塚地で完全に出来上がってる!不器用ながらも、優しい二人。(図書館)

  • 江國 香織:作 小学館 初版2005

    兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。
    “そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる…
    話。江國氏お得意の日常物語。

    最初は明信と徹信の区別がつけられずとまどっていましたが、
    映画はまだ、見ていないものの、
    出演者は知っていたので、なんとなく登場人物を当てはめて読みました。
    区別できました。

    …切なくて、笑っちゃいました。
    …笑った後、切なくなりました。
    「良い人」「いいひと」
    依子にとっても姉妹にとってもそれ以上でも、それ以下でもない存在の間宮兄弟。
    後半、間宮兄弟に癒されていたのは間違いないと思います

  • 切ない本っていっぱいあるけど、
    これは真の意味で切ない。

    だけど救いが用意されてる。
    ほのぼのあったかい。

    こんな兄弟と友達になれたら、
    面白いかもしれない。
    かもしれない。

  • 2014年4月8日読了。
    あたたかい二人。けれどもそのあたたかさは本人たちにとってときどき、残酷なものになるのかな。

  • 2人兄弟を描いた意欲作。作者の新たな挑戦にこころひかれた。男性の描かれ方が他の作品と比べ興味深い。楽しく読み進めれた。

  • たぶん、江國さんが仲良しの妹と二人暮らしだったらこんな感じなんだろうなって本。

  • 日々の生活を大切に愛しみながら、
    生きるのに不器用な兄弟にほっこりさせられました!

    脳内変換、佐々木さんと塚地さんと完全に一致!
    レンタル屋に行ってDVD借りて
    コーヒー牛乳片手にスナック菓子で楽しみます。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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