野村ノート

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093876049

感想・レビュー・書評

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  • チェック項目36箇所。今の選手に欠けているのは「感謝の心」。一流と呼ばれる人たちの原動力・・・親を楽させる。人生と仕事は常に連動している。人の価値観や存在感は他人が決める・・・他人の評価こそ正しい。戦いの4要素・・・戦力・士気・変化・心理・・・その中でも士気(ムード)が大切。選手に優位感を持たせるのも監督の仕事。「人を生かす」ことが求められる。人間関係を円滑に生きていくことが人生では大きな比重を占める。指導者に求められるのは選手にどうすれば実践力をつけることができるのか?清原選手の言葉について・・・勝負ではなくバッティングをしているだけ。先入観は罪、固定観念は悪。決断とは賭け、判断とは頭でするもの。かっこよく見せたいという意識は決して悪いことではない・・・イチロー。諸葛孔明の家訓・・・無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ道は遠い、学ぶことで才能は開花する。集中力を高める2大要素・・・興味と必要。エースと4番が鑑。中心選手にうるさく言う。わがままで自己中心的だと自分がトップに立ったとき、自分がやらなかったことを押し付けようとすると相手が聞かない。「未来創造能力」・・・日々進化していくチームの未来をどうやって作り上げていくか?野球は根拠に基づいて成り立っている。9つのポジション、9つの打順にはすべて役割がある。9つの適材適所に合わせて選手を集め、育成する。組織もチームも中心がいないと機能しない。強豪チーム、伝統のあるチームは人間的な節度や心構えに厳しい。リーダーの職務は壊す・創る・守る。野村野球は意識付け。監督の要求と選手の要求のギャップ・・・監督がチーム主義、選手は個人主義。監督・・・自主性を持つ、何のための試合か、監督が何をしてほしいのか、勝つことが仕事、ファンが何を要求し、何に感動するのか。選手・・・能力評価、何を期待しているのか、結果がだめだったときの過程をしてほしい。士は己を知る者のために死す。茶髪・金髪の心理・・・自己顕示欲。自信を持って目立てるものがないから。人間学の無いリーダーに資格なし。

  • ■「人生」という文字から、4つの言葉を連想する

    書籍「野村ノート」(野村克也著・小学館刊・218頁)から。
    さすが、野村ノート、と唸るばかりだった。
    メモは、当然のごとく溢れ、仕事にもプライベートでも
    役に立つことばかり。
    これからも何度か「気になる一言」に登場するだろう。
    今回、選んだのは、冒頭に書かれている。
    「人生」という文字から、私は4つの言葉を連想する。
    「人として生まれる」(運命)
    「人として生きる」(責任と使命)
    「人を生かす」(仕事・チーム力)
    「人を生む」(繁栄・育成・継続)
    読む人の「立場」や「環境」などで、意味が違う「人生」、
    彼らしい定義だと思ってメモをした。
    改めて、辞書を引くと【人生/人世】
    1 人がこの世で生きていくこと。また、その生活。
    「第二の―を送る」「―を左右する出来事」「―経験」
    2 人の、この世に生きている間。人の一生。生涯。
    「芸術は長く―は短い」
    [類語] (1)生(せい)・生活・日常・現世・生き方/
    (2)生涯・一生・一代・終生・畢生(ひっせい)・ライフ
    さて、あなたは「人生」をどう連想するだろうか。

  • 人間にとって最大の悪は鈍感であること。
    野村さんほど勉強家な野球人も珍しい。
    野球しらない人でも組織論や心理学な要素も盛り込まれているので非常に役に立ちます☆

  • 「原点」の大切さを教えてくれる。
    ビジネス本としてもバイブル的内容。

  • 指揮官(リーダー,監督)は、いったい何が求められるのかという点が最も勉強になった。

    「監督の要求」「選手の要求」では、普段彼らが何を欲しているのかが分かり興味深かった。打者のタイプ、内角球・変化球の意義なども確認のため読んだが、納得のいく説明であった。

  • 確か大学生のころに一度読んだ気がする。
    高校野球観戦をより楽しくするために、配球や打者心理について学び直したいと思い、その一環として再読。
    結果野球が観たくてたまらなくなったが、プロ野球も高校野球もまもなくオフシーズン。
    CSや日本シリーズを楽しもう。

  • 野村さんの奥深さが分かる本。

    考えてする失敗はOK
    考えていない失敗はだめ。

    選手が信頼して、自身を持ってプレーできる環境づくりがさすが!!!

  • 野球の話しは古いですが、役に立つ言葉がポイント、ポイントにあります。

  •  野球本来の戦術や考え方に加えて、人として必要な資質や能力、人間関係の構築の仕方や育て方など、人生において必要なことまで書かれています。様々な経験をした野村監督だからこその奥深さがあります。
    M.N.先生

  • 記録用

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著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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