世界の中心で、愛をさけぶ 小学館文庫

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1895
感想 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094080971

感想・レビュー・書評

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  • 純愛って感じ!
    素直に感動した。

  • 2006/9/4 読了
    個人的にノルウェイの森を越える良さは見出せなかったけど、映画やドラマよりだいぶシンプルな作りで現実性があったのでちょっと高感度アップ。

  • 喪失の予感はいつだって悲しみと愛しみを孕んでいる。

  •  「ぼくにとってアキのいない世界はまったくの未知で、そんなものが存在するのかどうかさえわからないんだ」「大丈夫よ。わたしがいなくなっても世界はありつづけるわ」
     朔太郎とアキが出会ったは、中学2年生の時。落ち葉の匂いのファーストキス、無人島でのふたりきりの一夜、そしてアキの発病、入院。日に日に弱っていくアキをただ見守るしかない朔太郎は、彼女の17歳の誕生日に、アキが修学旅行で行けなかったオーストラリアへ一緒に行こうと決意するが-。
     好きな人を失うことはなぜ辛いのか-。

    紹介文より

  • ご存知、セカチュー。説明も不要か。いくつか話を区切れるが、どこがポイントになるかは人それぞれのように思う。文庫版は、単行本に対して加筆修正を行っていると書いてあった。

  • 映像でみたほうがよかった

  • この世界の中心で愛をさけぶと言う本は、幼馴染の女の子が白血病になってしまうと言う本です。主人公は、そんな幼馴染の病気を受け入れ、幼馴染の病気のことを少しでも楽にさせてあげたいと頑張ります。でも、幼馴染の病気は悪化してしまいます。そんな幼馴染の最後の願いを聞いて主人公は空港に行きます。そこで、幼馴染は倒込んでしまいます。そして、幼馴染は帰らぬ人になってしまいます。この本を読んでとても感動しました。

  • このタイトルは作者のつけた題名
    『恋するソクラテス』が売れそうに無かったので編集者がつけたものです。
    言っちゃ悪いですが、この『タイトルもつけれらない作家が書いた小説』は中学生以下の特に本に慣れない人向けの本であるとしか言えません
    前半と後半でテンションも違いすぎ。売れている本と面白い本は違います。

  • 中学校でたまたま同じクラスになった朔太郎とアキは、高校生になり互いに恋に落ちていく。しかし出会って3年目、アキは白血病にかかり、日ごとに衰弱していった…。

    過去と現在が交互に書かれていて、読み終えてから悲観的にはならないのが良かった。むしろ穏やかで純粋な気持ちにさせられた。
    アキの死は冒頭で明らかになっているため、朔太郎との会話がとても切なく感じた。一緒に過ごした時間ではなく、お互いの気持ちが、いかに大切かをこの本に教えられたような気がする。

  • 「ぼくにとってアキのいない世界はまったくの未知で、そんなものが存在するのかどうかさえわからないんだ」「大丈夫よ。わたしがいなくなっても世界はありつづけるわ」朔太郎とアキが出会ったのは、中学2年生の時。落ち葉の匂いのファーストキス、無人島でのふたりきりの一夜、そしてアキの発病、入院。日に日に弱っていくアキをただ見守るしかない朔太郎は、彼女の17歳の誕生日に、アキが修学旅行で行けなかったオーストラリアへ一緒に行こうと決意するが―。好きな人を失うことは、なぜ辛いのか。321万部空前のベストセラー、待望の文庫化。

    今更ながらせかちゅーを読んでみた。
    朔太郎の純愛を、アキと一緒の世界・アキのいない世界それぞれを風景の描写などを通じて描いている。それはわかるけど、全体的にどうもしっくり来なかった印象。アキ、ちょっとわがまますぎるでしょ。それにちょいちょい出てくる祖父の話、あれは作品内だと素晴らしいものだってなってるけど、ホントにそうなのかなぁ。自分の中では祖父のような人は最低な人に位置づけられるんだけど…。

    恋愛モノは、誰もが多少の経験がある分、共感できるかできないかで作品の印象が変わってくると思う。
    よかったなぁと思ったのは最終章の描写ぐらい(それも文章の締めくくりとしてよかっただけで共感はない)。
    自分にはあまりヒットしない作品でした。


    ※印象に残った文章
    p205「考えるってのは、本来そういうことだ。これで充分だと考え尽くされることなんて、まずないと言っていい。充分だと思っていても、しばらくすると不充分な気がしてくる。不充分なところは、また考えればいい。そのうち少しづつ、自分の考えていることに実感が伴ってくる。そういうものなんだよ。」

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著者プロフィール

昭和34年(1959年)愛媛県宇和島市に生まれる。愛媛県立宇和島東高等学校卒業。1977年九州大学農学部に入学。専攻は農業経済学。1981年同大学卒業、大学院に進む。1986年「気配」にて『文学界』新人賞受賞。1995年、『きみの知らないところで世界は動く』を刊行。はじめての単行本にあたる。2001年『世界の中心で、愛をさけぶ』を刊行。その後、ベストセラーとなる。近著に『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮新書)、『世界が僕らを嫌っても』(河出書房新社)などがある。福岡市在住。

「2024年 『含羞の画家オチ・オサム—美術集団「九州派」の先駆者—』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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