目立つ力 (小学館101新書 49)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250493

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだカツマー先生。影響を受けやすいやまゆうは、1冊目で既に神と崇めそうです。
    どうやって目立つかというハウツー本というよりもブログやtwitter、他にもネット空間にある様々なツールを使って、人生を楽しもうっていう面が強かった。

    改めてブログって何でやるんやろって問いだけど、カツマー先生は、次のように答える。
    「人生のモビルスーツ」を手に入れてください。(帯部分を抜粋)

    ん?と思った方、決してカツマー先生はぶっとんでいるわけではなく、水を得た魚をガンダムを操るアムロにたとえておっしゃったんです。

    本書から要点を抽出すると、「ブログとは立体名刺」という言葉に尽きる。アムロでいうガンダムやね。
    つまり過去から今までのブログのコンテンツ、サイドバーのブログパーツ、デザインなどから、自分という人間が何たるかを、ほぼ無料で公開できるという意味で。ガンダムでいうビームサーベル、スペック、機動性やね…くどいか(((( ;°Д°))))

    これは、ウェブ進化論の著者の梅田望夫氏も言及していたことで、ゆくゆくは初対面というものがなくなり、初顔合わせでもブログを既に購読しており、その人をよく知っているような社会が来るという実に興味深いコメントをしている。

    実際に、ネット空間でよく見かけていた同年代の人がシューカツで隣に座っていたなど、そんな経験をしている人も現時点で少なからずいるはずだ。 twitterでデキるビジネスマンたちは、ゆるいつながりを保ちつつ、様々な知の共有の場を作っている。これはITリテラシーの低い人々にとっては、脅威以外の何モノでもない。
    このような体験・経験がこれから生き残っていくうえで非常に重要だとカツマー先生は思っている。僕も激しく同意だ。だからこそ、ブログ・twitterなど自分の見せ方。とんがったコンテンツ。ネット空間で自分を売り込み、誰かに価値を提供できる存在になることが必要不可欠となってくる。

    それで本書では、どうするのかっていうと、おなじみのPDCAを行えという。
    目的・戦略・戦術の構築していく中で、注目すべきポイントをあげると、
    ・自分なりの言葉で話したほうが、効果が大きい。
    ・本人が面白く、その面白さが上手に伝えられて、初めて一人前ブログ。
    ・すごいマニアック情報か、最先端情報のようなとんがったコンテンツじゃないと生き残れねぇ。
    (書評ブログなどは、パイが大きいので、抜きん出るのは、むずかしいっすー)
    ・その他、細かいことをつらつらと…。

    そんな小さな工夫の積み重ね、多くの応援者を得て、そこから新たな価値を生み出していく。
    それがカツマー先生の言葉からひしひしと伝わってきました。

  • 氏の本を読むのは一年ぶりか、もう一年か、シリーズ一年おめでとうございます。私自身、身の回りのよしなしをブログに出しただけで結構いいこと多かった。本書の内容はそこから先に羽ばたくための心構えとノウハウ。

  • ブログ作成・活用法です。勝間さんの本は読みやすいですね。

  • ブログ作成マニュアル。初心者にオススメ。読みやすい。/091028

  • 久しぶりに勝間和代の著書を読んでみた。
    やはり読みやすいし、説得力がある。
    「目立ちたがり」「効率を求め過ぎで薄っぺらい」など、勝間和代を非難する声は少なくないけれど、それは彼女の人気の裏返しなんだと再確認した。

    彼女自身も言っている事だけれど、勝間氏の本には実践的なアドバイスや知識がたくさん散りばめられていて、僕のような経験の浅いビジネスマンに、「さっそく明日から試してみよう!」と思わせてくれるのが魅力だ。

    彼女はもはやマーケティングのスペシャリストなんだと感じる。この本自体も自己マーケティングの方法論として読むことができる。
    公認会計士の肩書きも、華々しいキャリアも、全てはマーケティングの材料になっているかの印象を受ける。

    ハイピッチで飛び続ける勝間和代。一体彼女にとっての終着点はどこなんだろう?

  • 「何事も目的意識をはっきり認識し、戦略的な計画が必要。」
    「立体名刺」としてのブログの活用。

    戦略的なマーケティングの上に立つ自分を意識するというのは、
    将来を考えていくうえで避けては通れない道…。

    「素」の自分だけではだめなの?と思うのですが、それだと本当に「日記」で、相手を意識していない。
    私は「日記」部分も大切な部分として大切な人と共有したいなー。

    とりあえずブログをOPENしました(笑)

  • ネット上にバーチャルな自己を打ち立ててリアルの世界を広げよう、と説く「勝間本」。ブログを自分の「立体名刺」とし、自分の考えていることを可視化する。
    ブログのアクセスアップのハウツー部分にページの多くが割かれており、ともするとそちらに力点があるかのように感じそう。
    「目立った後、どうするのか」についてもう一声踏み込んで書いて欲しい、と思うけれど、そこが力量の限界かも。

  • 最近 勝間和代さん著作本のタイトルで使われるようになった「~する力」。 今回はブログ、SNSなどインターネットメディアを通して如何に人とのかかわりを厚くし、自身の人生を変えてゆくか?という本。

    女性でありながらデジタルギア好き、パソコン・インターネットとは切り離せない人生を送っている勝間さん。 当然ながらブログも持っているし、MixiやTwitterのアカウントもあり、忙しいながら日々インターネットメディアを通じて人々とコミュニケーションをとり、その人脈や情報を自らの糧としている様子が良く分かる。

    ブログといえば、既に世の中には浸透しており普及品に近い状態である。 ブログを書くのは通常自身の備忘録であったり、自己満足であったりする。もう少し踏み込んた使い方をする場合は、自分のホームページの中にリンクを貼り、アフィリエイトなどで収入を得たりする。
    ただ、著者が本書で訴えている内容はその更に上のレイヤーに目線を置いている。 本書の冒頭で著者はこう言っている、

    「この本はインターネット・メディアを活用して、"目立つこと"を通じて如何に人生を変えてゆくかを著した本」

    であると。

    これまで一部の人間しか使えなかった書籍・雑誌などの媒体ではなく、インターネットを通じて世に自分をアピールできる時代になったということである。 インターネットメディアで目立てば、オピニオンリーダーにもなれるということだ。 本書では、目立つブログの作り方を、企業戦略の如く論理的に説明しているが、その部分だけを見るとただのノウハウ本と同じなのだが、その目指す先、目的がはっきりしているため、実はすごく勉強になる本である。

    インターネットメディア自身は自由度が高すぎるため、本書で述べられた「目立つこと」が引き起こす力学を十分理解することはできない。 理解できたとしても精々アフェリエイトで稼ぐという、局所的なビジネスぐらいである。 まさかインターネットの力を借りて「自分」を商材にしてビジネスチャンスを作り出す、なんて思いつきもしなかった。

  • 活動の幅をさらに広げている著者の、インターネット・メディアの活用術を具体的に論じた一冊。

    「起きたことはすべて正しい」が人生に対する戦略を説いたものなら、本書は自分で設定した人生戦略をどう効率的に実行に移すかの戦術を語ったもの。

    「目立つ」とは、パーソナル・ブランディング、つまり”自分自身のを他者と比べてどう差別かするか”ということだと思う。

    「目立つ」こと自体は目的ではない。自分が設定した目標を達成するために、「目立つこと」=「他者の注目を集める」→「より多くの・より優れた他者の力を借りる」ことが必要(効率が良い)ということだろう。

    本書ではさらに「目立つ」ことの目的として、”自己承認欲求”を挙げている。多くの人はこちらが主たる目的のように思う。

    人生戦略に基づいた「目標を設定する」ということが、非常に難しいと感じる。

    自分の目標・強みがある程度明確で、そのためにインターネット/メディアを活用したいという人にとっては、そのための手順が非常に具体的で、有用な一冊だと思う。

    自分が本書の内容を活用するには、もう少し先になりそう。

  • これ読んで只今勉強中。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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