ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001388

感想・レビュー・書評

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  • どのページでもいい。適当にパラパラっと読む。すると、この慌ただしい日常に、ゆったりとした時間が訪れる。ふわふわとした、和みの時間を春樹が水割りを飲みながら語ってくれる。安西水丸氏のシンプルなイラストが文章の挿絵にマッチしていて、パラパラっと見るだけで落ち着く。このエッセイは、コーヒーに合うような本である。

  • あーやっぱり村上春樹のエッセイ好き。
    なんで小説は読まないのにエッセイだと大丈夫なのか不思議。そして毎度エッセイを読むたびに村上春樹と言う人がごくごく当たり前にいる普通のおじさんだと感じさせてくれるのがいい。
    パラパラ好きな時にめくってグタグタお酒とか飲みながら読むのに最適な一冊。

  • ランゲルハンス島がどこにあるのかを私が知ったのは随分前だが、それをタイトルにして何を書いたのか知りたかった。想像とは違ったが、まぁこんなもんでしょうか。
    内容が古いのはそもそも書いたのが昔だからやむなし。
    どうでもいいような話がそれなりになっているのは、やはりそれなりの作家だからか。小説はおもしろいと思わないけど。

  • 可も不可もないエッセイ集、内容をすぐに忘れてしまいそう。通勤電車で読むには良いんでは。
    しかし安西さんはもういないってのは寂しいですな、確かに。このエッセイ集の絵を見ていてしみじみ思いました、何だかイタリア国旗のような色使いが多いなあと感じつつ。

  • 柔らかい文章が好きだなと思います。絵も柔らかくて光を感じて好き。カノンの歌で「何ぞや」と思って調べたランゲルハンス島ですが、体内に島という名前が付いたものがあるって不思議だな。でもかわいくて好きな名前。するすると読みやすいです。

  •  村上春樹は日常をオシャレで優雅な文学に仕上げてしまう文章力で、日本の街並みもパリの街角にしてしまう。
     たとえ横になってゴロゴロしながら読んでいても、「村上春樹読んでたよ」と言えば、優雅な気分になる気がします。

  • ★★★★⇒★★★★★

  • なんでこんなに読みやすい本をずっと読んでなかったんだろう。
    大学の時に一度借りて読めずに返してしまったような気がする。

    やっぱりくすりとくるユーモアのある文章。
    村上さんのおじさんたるところがとても好きです。
    安西水丸さんのイラストもとてもしっくりとくる。

  • しょうも無い事を村上春樹がかいています。
    さすが、なんとなく世界観に引き込まれます。
    文章の力凄いです。

  • この作品は昭和61年のモノなのね。30年近くまえ。古くはない。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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