ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001388

感想・レビュー・書評

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  • のんびりした休日の午後に読むのがよい。
    知り合いのおじさんから、そういえばこの前こういうことがあってさ。なんて聞いているようである。

    現実がファンタジー。
    彼の話は聞いていて飽きない。

  • 一時期、寝る前にちょこちょこ読んでいました。妄想と想像の違いは何だろう?

  • 2014/11/12
    やっぱり面白い目線で日常を見てるなと思う。
    寝る前に読みたい。

  • 出会いは日曜日。タイトルと安西水丸さんのイラストが気に入って他のやつ読書中なのに浮気して一気読み。エッセイだからサクサク読めた。若き春樹さんの頭の中が少し見えた気がして、少し前のノーベル賞騒ぎのうんざりが晴れたかも。安西水丸さんのイラスト好きだな。今年亡くなっちゃったんださみしいな。

  • 2014 4/12

  • この本はなんといってもイラストが魅力。
    見開き2ページの短いエッセイと、見開き2ページのイラストが交互にあらわれて、のんびり気持ちよく読める。
    安西水丸さんの絵は、色と物の位置がちょうど気持ちいい具合で、素敵だ。
    相当ずーっと見ていてもなんだか飽きない。

  • 水丸さんのカラフルでいつものようにゆるーいイラストが利いてる、村上春樹のほのぼのエッセイ。
    「CLASSY」という雑誌で連載していたものをまとめた一冊。
    「小確幸」ってワードがとても良いな、と思った。春樹氏いわく、「人生における小さくはあるが確固とした幸せのひとつ」を略してそう名付けたらしい。春樹氏は、引き出しの中にきちんと折ってくるくる丸められた小さなパンツが沢山詰まっているとき、などがそのひとつらしい。何だかとてお彼らしい。
    私の小確幸もたくさんある。まずは、夜のふとんのなかの湯たんぽ。これは寒がりの私には最早なくてはならないもの。この言葉、使わせてもらいます。

  • お馴染み春樹×水丸コンビのエッセイ。これ私が生まれる前の作品だっていうから驚き!確かにカセットウォークマンの件だとかは、時代を感じるけどそんなに古さを感じない。女子高生の遅刻についてが面白かった。村上春樹の着眼点はやはり凡人とは違う。2012/072

  • 30年近く前に雑誌「クラッシィ」に連載されていたエッセイ。毎回、文字数にして800数十字くらいの短いもの。それでも、ちゃんと村上春樹らしさを出しているところは、さすがにプロフェッショナルな作家だ。もっとも、その程度は回によって違うのだけれど。篇中、もっとも「らしさ」が出ていると思ったのは、第24回「地下鉄銀座線における大猿の呪い」か。また、ほとんどの男がアンダーパンツを自分で選んで買わない(第19回「小確幸」)というのは、そうだったのかと意外だった。男性のみなさん、そうなんですか?

  • ちょっとした時に、適当な所を開いて、文章を楽しむ。仕事の合間、寝る前、電車の待ち時間。いつでも気軽に読めてよかった。

    夏目漱石の「草枕」に、「小説は、御神籤を引くように、開いたページを漫然と読むのが楽しい」との意味の件があるが、まさしくこの本はそのように楽しめる本でした。(小説ではないけれど…)

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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