予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101058276

感想・レビュー・書評

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  • 最後の方は号泣しまくりの自分に引いた。

    現在、妊娠5ヶ月目なので、共感することが多かった。

    考えたら泣いてしまうから、考えないようにしてたことが書いてあって泣いてしまった。

    2人で見る最後の海とか、最後のクリスマスとか、最後の大晦日とか。

    私は4月に妊娠が発覚すて、12月14日が予定日やから、最後のクリスマスも大晦日も何も意識せずに終わってしまった。

    なんだか、もう2人じゃなくなるってゆーことが、嬉しいことのはずなのに、なんだか悲しくなってしまう。

    最後のってゆーのが、生まれるから最後なのに、死んでしまうみたいに思える。
    全く逆のことなのに(笑)

    なんか自分の感情がわけわからんくなる。

    妊娠してからこの本を読んで本当に良かった。
    きっと胎教にも良いに違いない。

    妊娠してない時に読んだらまた違った思いを抱くのかな。

  • 喜びの湧く唐突さとか、
    だんだんだんだんだんだんにしか
    心は体に追いつけない感じとか、
    すごいリアルだなーと思って読んでいたのに、
    角田さんは出産の経験なくこの作品を書いていたなんて!

    作家さんて、やっぱりすごい。

    そのリアリティは、
    取材力なのかな。別の経験を置き換える構築力なのかな。
    かっこいいとさえ感じちゃう。

    ところで、
    「9月7日」が好きでした。

  • おお、そこで終わるのか。
    相変わらず想像力をたくましくさせるね、いろいろな意味で。

  • ふわふわした感じ。
    母になるっていいな。

    角田さんの描写はやっぱり好きだと再確認。

  • 妊娠→出産までの日記のようなもの。
    旦那さん素敵だなぁ。
    お母さんは子どもを授かった時が「母」なのではなく、妊娠生活中に親になる準備をするんだなと改めて思った。
    いつか妊娠したらまた読みたい。

  • 泣いた。淡々と描かれる中にも、様々な感情が膨らんでくる妊娠生活をすごくリアルに表されていると思った。
    やはり角田さんの描写はすごい。

  • ジミーペイジがいまだにわからない。
    産後に読んだらまたちがうかしら。 

  • 妻が妊娠して読んだ。作家の実力を見た気がする。終盤の新聞小説を膨らませたものだが、その終盤の勢いに感情が揺さぶられた。

  • 妊娠から出産するまでを日記風に描かれている
    だんだん母性が目覚めていく感じが前向きになれてよかった。

  • 世の人々と同じく、角田光代のマタニティ日記かと勘違いして読んでいた。本名はマキなのか~とか思っていた…

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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