放浪記 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101061016

感想・レビュー・書評

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  • 借りて読んだのだけど、買うべきだこれ。ところどころ出てくる詩に生活の厳しさが滲んでる。

  • 『文学的商品価値』つながりで探しました。おかんとおとんが出てくる『東京タワー』のようでもあり、昭和の『ホームレス作家』のようでもあります。
    食えないこと、貧しいことに苦しみながら、最後まで投げ出せない自分に強く惹かれます。これが昭和初期の話だとは、俄に信じられません。
    尾道に銅像があります。

  • 1930年ころの日記。ブログの走りがこの作品。女性ながらもすさまじい人生を送っていると感じるのは、戦争後という時代背景も関係がありそう。

  • すんげ―――・・・、の一言。欲しいもの、やりたいこと、欲求に素直でそのためには、何でもする!!その姿勢がスゴイ!!敵も多かっただろうけど、その生き方に魅せられる人も多かったんだろうなぁ〜。

  • 女の力を感じます。ちょっと憧れる?!

  • 逆境の中を自力で生きる一人の女性のありのままの姿がものすごく力強い。
    この人の努力、強さに比べたら、私なんて甘ちゃんだよなあ、と思う。

  • 滅多に読まない古典名作。時にユーモラスに、時に悲しく、逞しく生きる女性の姿が目に浮かびました。その日暮らしのひもじさは本当には理解できないけれど、自分が何処に向っていけばいいのか分からない暗い気持ちは少しは分かるように思います。詩以外何の安らぎも見出せない中書かれた日記には生きる辛さが溢れていました。働かなくても生きていける今の世の中、働くって生きるってこういうことだよなぁと思い出させられました。

  • 旅先で読みました。時々、あまりの恥ずかしさにごろごろ転がりたくなりました。あんまり日常にはそぐわないタイプの本でした。

  • 講義のために買いました。苦手なのでまだ読み終わってないのはここだけの秘密。

  • 尾道行くってんで、持ってった。半分くらいしか読んでないけど、もういいや。意外と現代でも読める。ざっくばらんな物言いが良い。今エッセイ書いたら人気出ると思う。しかしいちいち感動したり怒ったりウザイ。もっと静かに生きろボケ!と言いたくなる。この人たぶん嫌いな人(顔も)。

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著者プロフィール

1903(明治36)年生まれ、1951(昭和26)年6月28日没。
詩集『蒼馬を見たり』(南宋書院、1929年)、『放浪記』『続放浪記』(改造社、1930年)など、生前の単行本170冊。

「2021年 『新選 林芙美子童話集 第3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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