沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104300

感想・レビュー・書評

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  • 超大作やった。素晴らしかった。
    しかし、まさかこんな終わり方とは・・・恩地報われなさすぎてつらい。でも、正義は貫き通したな・・・!
    ここまで読むのに時間がかかったやつも久々や。
    おもしろかった!

    • みきっちさん
      初めまして。私もこの本の良さがヤバくて友達に勧め、友達は今御巣鷹山編読み終え、辛すぎてしんどいけど次!と言って来ました。なので、他の方の感想...
      初めまして。私もこの本の良さがヤバくて友達に勧め、友達は今御巣鷹山編読み終え、辛すぎてしんどいけど次!と言って来ました。なので、他の方の感想は?とふと思い、、コタツさんのを読ませてもらいました。うんうんうんと頷きながら(笑)
      本棚もかぶる本たくさんで、興味ある本もたくさん!
      少しずつ覗かせてもらいたいです(っ ॑ᵕ ॑c)
      2022/02/09
    • みきっちさん
      こたつさん!痛恨のミス!お名前間違え申し訳ございません!
      こたつさん!痛恨のミス!お名前間違え申し訳ございません!
      2022/02/09
  • 誰も救われない感じは山崎豊子さんだからか、現実にそうだったから、どっちなのでしょう。
    大企業は色んな人の思惑が入り込んで、綺麗事では済まないと思うけど、多くの国民、そして犠牲者にとっての正義を貫ける人に偉くなってもらいたい。そう思いました。

  • ・信念を持って仕事をすることのかっこよさと難しさ
    ・相手の欲しているものを常に考えながら行動することの大切さ
    ・(本当であるなら)権力とお金の結びつきの強さと人間の恐ろしさ
    を感じた。


    ・常に課題と問題意識を持って仕事をする
    ・人によってお辞儀の角度を変えない

  • 長編は苦手なのですが、ノンフィクションに近い内容で読み応え凄く、あっという間に読破してしまいました。

  • いよいよ最後、読んでて国民航空の上層部には腐ったやつらしかいなくて、どいつもこいつも最後にはズバッっと粛清されて会長と恩地が勝つのを信じて読み進める。ページがどんどん少なくなって、おいおい、一気にひっくり返すのか?と思ったら、会長辞任、問題解決してない。もっと残りページが少なくなる、恩地が再びアフリカに左遷に、出発直前に悪事発覚で全員捕まって左遷はなしか!?と思ったら、一部は発覚するが恩地はそのままアフリカへ。
    なんという中途半端な結末!・・・ここまで読んでこの終わり方はないわー。悪いやつらを一網打尽にしてスッキリ読後感を期待していたのだがめちゃくちゃ消化不良でトホホ・・・

  • アフリカ篇では会社の命令にただただ翻弄されている恩地にイライラし、御巣鷹山編では悲しい辛い気分になり。
    会長室篇ではやっとなんだか面白い小説を読んでいる気分になれました。
    終わり方もくすぶった気分になりました。

  • ノンフィクションだと思っていたのでラストが
    これで終わり?続きは??
    って感じでした。
    調べたら行天も作者の創作だし、事実に基づく小説だったと判明。
    自分の勘違いだが裏切られた感がすごい。

    小説とノンフィクションの中間は、どんでん返しもないし、スッキリ感もないし、過剰に登場人物も増えるし、
    悲惨さはあるが世間にはもっと悲惨な小説もあるし…

    と煮え切らない感じでした。

  • 全5巻の長編。
    物語のベースが、日航内で本当にあった労務のごたごた、123便墜落事故、政財界が己の利権のために食い物にした腐敗構造・・・・と、事実がベースとなっているだけに十分すぎるくらいリアルだった。
    「地球上で一番恐ろしい生き物は・・・」が凝縮されている。
    傑作。

  • 国見会長や恩地など、正義感のある人たちは頑張ったけれど、やっぱり政治家たちの圧力には勝ち切れなかった。
    これが現実。

    細井の手記から東京地検特捜部が動き出し、関係者の取り調べが始まったようだが、これは作者の希望的展開か?
    現実はどうだったんだろう。

    時代劇のような勧善懲悪ではないので、スッキリ読み終わる感じではなかったけど、現実はたぶんこんなもの。
    (もっとひどいかも?)

    全編通して考えさせられる作品でした。

  • 経営のためには安全が疎かになっていいのか、そんな思いを持ち続けて読んだ。
    会社の中に、そんな思いを持ちながら闘い続ける人がいるという事に、まだ安堵は出来る。
    しかし大きな組織に呑み込まれていく様が、悔しくもあり悲しい。

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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