ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167312

感想・レビュー・書評

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  • 伊丹十三さんのこだわり、男気が綴られていて、ますます伊丹さんに興味を持ちました。

  • アーティーショーの食べ方とジンライムの作りかたがお気に入り。このくらい繊細なほうが、美しいとかの感覚をすみずみまで感じられ、ダイナミックにうけとれるのだろう。ダンディズムとか色々の使い古された言い回しで片付けられてしまうにはおしい美しい/満足のいく生活への貪欲さが面白い。

  • 914.6
    山口瞳氏がタイトルをつけた著者初エッセイ集

  • 全体から漂ってくる倦怠感がたまらない!
    林望のイギリスはおいしいが好きだったので、近い物があってさくさく読めた

  • 伊丹十三がヨーロッパに俳優としていった時に、色々思ったことを書いた本。エッセイの走りの本らしい。色々書いてあるので、共感するところもあれば、時代がかなり前なので?と思うところもある。自分としては、スパゲッティの食べ方のところが「そうなの」と思いました。
    ただ、最近の洗練されたエッセイに比較すると、古さは否めないですね。自分の好みも相当出ているし、まとまりもないし。そういうのが嫌いな方にはお勧めしません。

  • 男前エッセイ。皮肉っぽさがいい。

  • はずかしながら映画にはとんと疎いので、映画監督とか映画俳優もあまり知らないけれど、こんな私でも伊丹十三という名前だけは存じていて、そのミーハーな気分で買った一冊だった。こだわった生活が羨ましく、真似しようにもそう簡単に真似できない、なりたくとも簡単にはなれない、本当の上流の嗜好を垣間見れた。現代の私からしてそう思うのだから、刊行当時はとんでもなくハイカラだったのだろうとも思った。

  • 映画監督、伊丹十三のエッセイということで読んでみました。この人は絵も上手だったんですね。表紙や中のイラストも自身で書いたそうです。元々デザイナーもやっていたとか。
    この本では俳優としてヨーロッパなどあちこち周った時のことを書いてます。1961年ごろに書いた本なんで、今やエルメスのバッグなんて珍しくなくなった時代、古臭いというかキザというか…
    高級品が好きなのはいいんですが、ミドルクラスとか庶民とか見下しててなんだか厭味ったらしいです。プチブル(古)という言葉が浮かびました。気障でもさりげなかったらいいんですけど、この人の場合はこれ見よがしで全然かっこよくないです。
    好みが分かれるエッセイだと思います。

  • にやっとするところ多々あり。面白いです。
    キザかもしれないけど、本筋を行こうとするのって大事だと思う。

    次、スパゲティを食べるときは伊丹メソッドを実践するつもり。

  • やっぱりこの人はかっこいい。

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著者プロフィール

1933年生まれ。映画監督、俳優、エッセイスト、テレビマン、CM作家、商業デザイナーなど、興味のおもむくままに様々な分野の職業に分け入り、多彩な才能を発揮。翻訳も多数手がけた。1997年没。

「2020年 『ちょこっと、つまみ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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