パプリカ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171401

感想・レビュー・書評

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  • 休日の昼からお酒を飲んで、15時くらいにウトウトしながら見る夢のような話。気分が悪い。またこの年代の男性の描く女性像も胸くそ悪い。

  • 圧倒的引力を持ったSF小説
    後半のメチャクチャなカオスぶりは脳みそを疲れさせるけど、それでも引き込まれる
    夢と現実、そしてその境界線の崩壊
    超自然的な出来事の連続
    壮大なストーリー
    精神分析、夢分析という観点からフロイトとかユングとかの視点からも指摘できることはたくさんあるのだろうと思うけど
    シンプルに物語として面白い

  • 後半の怒涛の展開は映画の比じゃなかった。

  • 難しい!私には理解できない。笑 おもしろそうだとは思うので、映画を観ます。

  • 久しぶりに筒井作品を読みました。やっぱりすごい!はちゃめちや!天才ですね。
    他の作品も読みたくなり、「大いなる助走」を読みました。こちらの作品も、めちやくちや面白いです。田舎の文学同人誌に参加した主人公が、処女作が文学賞の候補となり、何が何でも賞を取るために奔走する話。
    文壇とか、文壇バーとか、今読むとしみじみ時代を感じますが、それもまた味わいの一つ。古いから?なのか、こんなに面白い本が、ぶくろぐで検索しても出てこないのは、とても残念に思いました。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00606718

    精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者/サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!(出版社HPより)

  • 世界に引き込まれた。

  • 冒頭の失礼さに(笑)いきなり引き込まれる。
    美しく優秀な主人公の女性が、同じく優秀だけど見た目残念な同僚の男性を、頭では自己抑制の欠如を軽蔑しながらも、好きで好きで仕方がない、という設定がまず良い。この男性の語り口もすごく自然。

    現実では、脳波からざっくり何の夢を見ているかくらいは捕捉できる段階まで来ているようで、ハチャハチャな展開ながら、まったくの荒唐無稽ではない世界観に、改めて感心。

  • 今敏の映画の方を先に見た。原作はさらにおぞましいものだった。精神病患者の夢の描写はトラウマになる人もいるだろう。また、小山内、乾が醜かった。
    この作品の面白いところは、やはり現実と夢が交錯していくところだろう。他人の夢も入り混じって訳が分からなくなっていくのも読んでいて不思議な感覚になり、面白かった。
    解説で、自分では気づかなかったこの物語の構造を知った。改めて凄い作品だと思った。また、バーが境界になっているという考えにとても納得した。

  • virtualとrealが交錯する世界観とパプリカの妖艶さに引き込まれました。

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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