- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181691
感想・レビュー・書評
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悪名高いのかぁ?、と思ってしまう皇帝ですね。50歳になってからの予期せぬ登板だったにもかかわらず、きっちり仕事を果たしてくれている気がします。すごい人も大事かもしれないけど、こういう手堅い人がちょいちょい出てきたからこそのあのローマ帝国だったんだろうなぁ、と思います。
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クラウディウス治世の巻。カリグラが暗殺され、皇帝の座と無縁に近い位置にいたクラウディウスが引っ張り出される。ずっと歴史学者として過ごしてきた人が皇帝になるとどうなるのか?戦争や軍隊については明るくない反面、政治や法律には才能があったようで、先代たちの方針を守り、コツコツとその基盤を整えている。
ただ、私生活になると無関心さが表れ、それが政治など及んでしまった(しかもクラウディウスがそれらを止められない)ことが”悪名”の一因であることは確か。
カリグラの犯した失敗を取り返しつつ、また別の問題を生み出した皇帝クラウディウス。その問題から生まれた次皇帝ネロ。次巻はどのような治世がはじまるのだろうか。 -
いきなりクラウディウスが死んでしまったのだが。彼は良くやったよ。
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読書日:2012年11月15日-19日
title in Italiana:IMPERATORES MALAE FAMAE.
4代皇帝はClaudius。
この皇帝が何故titleの様に悪名高きとなったのかが理解出来ませんでした。
甥のCaligulaの治世を払拭させた皇帝で、統治も元老院や一般市民、属州民の為になる様に治めたという印象が強いです。
Messalinaは何と言うか自業自得という言葉しか出て来ません。
Julia Agrippinaのあの狡猾さは母親を思い出します。
息子を帝位に就けても碌な最期を迎えない様に感じました。
続きが気になります。 -
クラウディウスは, ティベリウスと同様に真面目に職務を遂行するが, ティベリウスと違うところもやはりあって, ティベリウスの不評な部分を修正して好評を得る一方で, 別の不評もあった. そこに妻や奴隷たちがつきいる隙があったのだが, そこを批判して完璧を強いるのは少しかわいそうな気もする
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第四皇帝クラディウスの章。
引きこもりの歴史家が突如として皇帝に祭り上げられる、異色の皇帝。面白い。
ちょっとしたサクセスストーリー。 -
クラウディウスの治世.淡々と続き,そしてネロ登場.次巻はどうなる?
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賢帝としてもよい位、真面目な皇帝というイメージ。
読めばなぜに悪名?というイメージを持つ。
ポイントは妻のコントロールとプライドへの配慮なのだろうなぁ。
ティベリウスと似ていた皇帝だったが、よりローマ人ぽい統治が行われる。
故に目新しさがないことも不人気の一つだったのかもしれない。