若き数学者のアメリカ (新潮文庫)

著者 : 藤原正彦

• 新潮社 (1981年6月29日発売)

感想・レビュー・書評

[buchimamaさんの感想 · 2013年5月7日]

担任の数学のおじいちゃん先生がまじめな顔をして読んでいたので、難しい数学の数式が出てくるような話かと思いきや、痛快アメリカ滞在記でした。

[ytakahashiさんの感想 · 2013年4月11日]

親の血を引いているのか、若いころから名文家だったということが分かった。

[かっちゃんさんの感想 · 2013年3月11日]

先日、新刊紹介をラジオで聞き、初めてその人柄を知ったもので本を手に取った。ラジオで聞いた口調そのままで当時も今もほとんど変わりないことが伺える。

一人武士道を背負いアメリカという地で孤独に戦いながら尖がった心が融解していくその様が、本書全般にわたってユーモアを交えて語られてて面白い。とても勉強になりました。

[aslan-aslanさんの感想 · 2013年3月11日]

再読。

この人の感情がぐいぐいくる文章は面白い。

ひきこまれるし、共感できる。
全部ではないけど…


激しいよね。感情の生起が。
そこが好きでもあり、戸惑うところでもある。

オーケストラに例えるところは特に印象的で好きだった。

[boshirowexさんの感想 · 2013年3月2日]

著者がアメリカでの体験談を述べた本。私もアメリカでの生活体験から同じように感じたことが多々あります。それにしても著者の人種という複雑で扱い難いテーマをストレートに扱ったことに対して「乾杯」。

[exitkenさんの感想 · 2012年12月3日]

とにかく面白い。少しでもチャレンジ精神のある若者には是非読んで欲しい。筆者がいかに若い頃を生き高い見識を養ったかがよくわかる。人生チャレンジ、頑張らねば、と勇気ももらった。

[asaitatsuyaさんの感想 · 2012年11月25日]

数学者の藤原正彦氏が、20代の若かりし頃にアメリカ赴任した時の様子を記した紀行本のようなもの。数学の教育・研究に関する話題は半分ほどで、それ以外にも著者のアメリカ生活における苦労話や、日本とアメリカの文化的考察など、多彩な内容が収められている。著者による感性豊かな文章表現力は、無味乾燥を旨とする通常の数学者とは一線を画しており、普通の人が読んでも十分に楽しめるのではないかと思う。さすが、新田次郎を親にもつだけのことはある。

[Kiyoさんの感想 · 2012年11月16日]

違う時代の留学だけど面白い。

[bestbrightestさんの感想 · 2012年9月2日]

2011.09.30
遥かなるケンブリッジがかなり興味深かったので、藤原氏の著作でもう一つ有名なものとして本書を取り上げて読了した。その期待を裏切らない内容だった。ここでも、アメリカと言う国を彼の目から通して鋭く観察されている。

[枚方さんの感想 · 2012年8月10日]

これが面白くて藤原さんの他の著書を読んでみたけどどれも残念だった．外国の大学ってのはどこもこんな楽しい所なのだろうか

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2020年 『本屋を守れ 読書とは国力』 で使われていた紹介文から引用しています。」