忍びの国 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101349770

感想・レビュー・書評

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  • シナリオ小説的だなと思った。何事もわかりやすすぎる。そこがいいのかもしれないが。
    キャラクターが魅力的だった。
    無門、やるなぁ!現代風の台詞回しも私はツボでした。映画が観たくなった。

    • komoroさん
      歴史なんて珍しくないですか。結婚して趣味変わったかな。
      歴史なんて珍しくないですか。結婚して趣味変わったかな。
      2017/05/27
    • 9nanokaさん
      お久しぶりです!お元気ですか?
      違うんですよ…嵐の大野智主演で映画化するので、予習のために読みました笑。歴史小説、学生の時に司馬遼太郎の燃...
      お久しぶりです!お元気ですか?
      違うんですよ…嵐の大野智主演で映画化するので、予習のために読みました笑。歴史小説、学生の時に司馬遼太郎の燃えよ剣読んで以来なので10年ぶりくらいでした。
      私に歴史小説はまだ早いなと思いました(^^;)
      2017/05/27
    • komoroさん
      松澤さん。嵐の大野くんって、それだけの理由ですか^_^
      歴史小説がまだ早いなんてことありません。好きか嫌いかですよ。燃えよ剣がトラウマなの...
      松澤さん。嵐の大野くんって、それだけの理由ですか^_^
      歴史小説がまだ早いなんてことありません。好きか嫌いかですよ。燃えよ剣がトラウマなのできっと歴史小説は翔子さんには一生無理でしょう。笑
      2017/05/28
  • 登場人物が多いのは歴史物の必定か。
    物語の流れに乗れるようになるまでが大変で、途中で投げ出そうかと思ったのだけれど、無門が伊賀から逃げ出すことを決めたきっかけとなったあたりから、俄然、人間関係や力関係が見えて来て、面白くなり一気読み。
    多分、読み直しをすれば、前半部分もすんなり理解できるのかも。
    それにしても、こういう話って、人殺しを肯定しているわけで、残忍極まりないと思うのだが、あの時代のことだから、と物語を読む楽しみの題材として抵抗なく受け入れられていることに抵抗があったりするのは、ちょっと考え方が変なのかな?

    2017年7月17日追記
    映画を読んで、やっと人間関係が整理されました。
    それにしても、日置大膳と下山平兵衛が格好良すぎです。

  • 面白かったです。人がたくさん死ぬのは嫌だけれど戦国のことだからしょうがないか。

  • 見事に読ませるなぁ、歴史小説でサクサク読めるなんて!仕事のできる男の弱点が(笑)女心をわかってますなw終わり方も嫌いじゃない…。児玉清さんの解説もまたいい。興奮が冷めやらぬまま頬を紅潮させて語っているようで、思わずニンマリしてしまった。その勢いでのぼうの城と小太郎の左腕も絶賛…読まんわけにいかんなったやん…。

  • 忍者が嫌いになった

  • 映画化されるキャストを確認してから読み始めたので、読みやすかった。
    凄まじい忍術が度々出てくるが、史実に基づいているらしく、本当にあったのかと考えると怖ろしい…そして忍者は残忍だ。
    救われたのは、無門がお国を守ろうとする一途さと強さ。そこは筋が通っていたのでスッキリ読めた。

    2017.4.14…11

  • スピード感、疾走感溢れる面白い内容で、テンポよく読めました。
    映画作品が楽しみです。

  • 爆裂に面白い歴史もの。
    如何にも小説のネタになりそうな要素がこれでもかという程に詰め込まれた戦国時代の、それも伊賀国忍者たちにスポットを当てた物語。
    どこまでも"人間"の"人間らしさ"を生々しいほどに描いており、物語に引き込まれて戻ってはこれない。実際本を閉じたときには部屋の外が明るいなんて久びさ!

  • 信長が安土城を造っていた頃の戦国時代。
    伊賀忍者の伊賀国と、信長をバックにした隣国の伊勢国との争い。
    その争いの中で、伊賀忍者の無門(むもん)を始めとした伊賀の人々、そして伊勢国の武将たちを描いた作品。

    あいかわらず素晴らしい、リズム感と、精緻な描写と、遊園地のアトラクションもびっくりの勢いや展開と、生き生きした人間像。
    文庫版で20頁目(目次等除いたら実質14頁目)ですっかりがっつり引き込まれ。
    あとは文字通りの一気読みでした。

    私自身、忍者モノは初めてでしたが、その独特の武器や動きや戦い方、そしてメンタリティなども、丁寧に、臨場感たっぷりに描写いただいたおかげで、情景が目に浮かぶようでした。
    また、一対一の息詰まる戦いもさることながら、集団対集団の合戦描写もお見事。
    それぞれの国、それぞれの人々の思惑・かけひきをベースとして、様々な場面での、様々なレベル観での戦いが繰り広げられ、その展開もあっちへいったりこっちへ来たりと、息つく暇もないくらい押し寄せる、エンターテイメントの大波小波。

    また、児玉清氏の『解説』でも引用されていましたが、史実(歴史的根拠)の配置が絶妙です。

    そして何より、私が和田竜作品に魅了されてしまう理由の第一は、その人間描写です。
    個人的には和田竜作品に必ず登場する「これぞ侍!!」的なキャラクターが大好き。
    もちろん本作でも、日置大膳の惚れ惚れする漢(おとこ)っぷりとともに、登場人物それぞれが際立った個性を有し、それが故に相互に触れ合う際に生じるエネルギーがすさまじい。

    また本作では、人と人との対称関係がいくつも散りばめられていて、物語が進むにしたがって関係性が変化する様も、物語にしっかりとした奥行きをもたらしてくれます。

    ちょいと付け足すならば、冒頭部分の北畠具教の姿が結構いい。
    他の時代小説やPCゲーム「信長の野望」などでも、どうしても信長の影に隠れてしまう北畠具教。
    そんな具教の、キラリと光る戦いぶりは、とってもかっこよく、少なからずの感動を覚えました。

    ついでながら、私は映画もそこそこ好きなほう。
    本作、なんでも、2017年夏には映画にもなるとのこと。
    忍びの描写、リズム感あふれる場面展開、合戦描写、わりと過激な戦場描写、そして深い人間描写。
    映画化にあたってはいくつものチャレンジングな要素もあることでしょう。
    どんな映像・音楽となって我々を楽しませてくれるのか...
    こちらも目が離せませんね。

  • 戦国武将が登場する歴史小説に荒唐無稽な忍びの世界を加味した活劇。登場人物の造型は興味深いが、ところどころに挟まれる史実の解説がテンポの良さに水を差す。

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