向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.28
  • (1484)
  • (2916)
  • (3716)
  • (1633)
  • (649)
本棚登録 : 31473
感想 : 3547
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355511

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本、本屋で見た時、解説に「正直なところ、好き嫌いが分かれる小説であるだろう」とあったので、こういう場合、多分、自分は駄目、と思って買うの止めたのだけど、下の息子が買ってきていて、最近、読む本切らしちゃったのでおずおずと手にしてみた。
    けど、この読み心地、気色悪さというか小汚さが、やっぱり駄目…。
    お話としては最後まで読めたけど、終わっていた筈の話を無理無理引き伸ばしたお話だった訳で、ずっとあった違和感をああいう形で落とされるのも、私的にはちょっとモヤっと。

  • ずっと気になっていた作品。
    読み終わって全てを理解出来ていない気がして、どなたかが書かれていた解説を読んで納得。
    好きとか嫌いとかではなく、忘れられない1冊になった。

  • The叙述トリック。騙されました。
    後味はそんなに良くないっすね。

  • 読んでる途中のテンポの良さ、夏の様子が伝わってくる描写が良かった。
    結局どういう話なのかは全然分からなかった。

  • 嫌な気持ちになる人がいるのも分かるが、私は大好きな小説。唯一無二な展開で、一度読んだら絶対に忘れられない。忘れたい。

  • 不気味でおもしろい

  • 道尾作品を色々と読む中で、ずっと本棚にあった本書。いつ手に取ろうか悩んでいました。
    傑作と聞くことが多く、いつかにとっておこうという気持ちが強かったです。

    結果、よい読書体験でしたが、私は他の道尾作品が好きな傾向にあると感じました。確かにどんでん返しもあり、好きな人にはたまらない陰鬱とした空気感も見ものでした。
    しかし、妹が人でないのではないかと言った根幹の部分などはイメージがつきやすく、それに気づくとその後の展開も驚きは少なかったです。本書から驚きをとった時、陰鬱な雰囲気はそれほど私の好みには合わず、期待通りかと言われると星3くらいかと評価させていただきました。

  • ヨビノリさんイチオシ作品

    読み出したら止まらなかった
    約460ページスラスラ読めた

    ミステリに主観を入れるのは難しいらしい

    初めてミステリを読んだ
    おもしろい

    結局登場人物たちはどういう輪廻を辿ったのか

    自分の周りの生物も誰かの生まれ変わりかも知れない

    信じる物がどんどん変わって楽しかった

  • 怖かった
    好き嫌いありそうな感じの内容

  • これはもう〜
    最初から引き込まれまくり、一瞬で読み終わりました。。
    こっちの感情グチャグチャにされる。
    「面白かった」と言うのを躊躇うけど...面白かった...!
    図書館で借りて読みましたが、買います。

  • どんでん返しがすごい。何が真実なのか分からなくなる。人間は客観的に考えているつもりでも、知らず知らずのうちに主観的になってしまうものなのだと思った。これはもう一回読んでみたい。

  • 後味が少し悪いけど私は面白かった。

    なぜ死体は消えたのか、犬猫殺しの犯人は?の謎が解けたときは驚いた。
    ミチオのやったことがちゃんと償われてないことが気になった。

  • 私には合わない本

  • とても読みやすいです。
    なんか想像していたものと違ったけど、ファンタジーなのかな⁉️

  • 途中からだんだん訳分からなくなって、混乱したけど、どこまでが嘘でどこまでが真実なのかを読者に委ねるスタイルなのは面白かった。

    多分、人間だれでも"罪やミスや自分にとって都合の悪いこと"に対してなんとか正当化したい、みたいな気持ちが働くと思うんだけど、それの究極版だったかな。

    夏の、肌にべたっとするような気持ち悪さのある物語。
    スッキリはしないし、わりとモヤっと残る読了感なので、考察するのが好きな人は好きかも。

  • 何だろう。今まで読んだどの小説よりも、理解に及ばない世界が広がっていて、でもこれが現実にあるかもしれないという恐怖と解釈できないほど目まぐるしい畳み掛けが狂気的なままに降り注いていて、間違いなくこの先読み返す作品だと思った。

  • なるほど、、となるラスト。
    腰が90度に曲がってるところは別に伏線ではない?

  • ミカの不自然さを感じたり、先生の怪しさがあったり、S君の不気味さがあったりと展開が気になり、サクサク読めました。
    複数のミステリーを読んだり、人生経験もあったりで、気持ち悪さはそこまで感じなかった。どんでん返しはあるが、そこまでの驚きはなかった。うーん、期待しすぎた結果微妙だったのが1番の感想です。

  • 面白かった。モヤモヤしながら、なんかあるぞ、なんか来るぞと思いながら読み進めたら、'なんだってー?!'という突飛なラスト。ホラーなのかファンタジーなのか異世界なのか、なんかもうあっぱれです。

  • ミステリーとか久しぶりに読んだけどめっちゃ面白かった。
    少しファンタジー寄りだが人によって生きている世界は異なり、本当にあることは何なのか実際誰にも分からないということが再認識できていい。

全3547件中 161 - 180件を表示

著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

道尾秀介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×