孤独のチカラ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101489261

感想・レビュー・書評

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  • もっと自分に向き合う時間を増やそうと思った

  • 孤独で苦しんでいる人にオススメの本

  • 若い頃、孤独に苦しんだ著者による「孤独礼賛」。現代人は自分自身に向き合う時間が少ない。強くなりたければ群れから離れろ。知的活動は孤独。自分を検証する内観、教養、日記(ブログは自分の内面を書きづらい)。孤独を乗り越える石磨き(笑)、翻訳、読書(小林秀雄、ゲーテ)、地水火風(泥遊び、川を眺める、火を見る、バイクで風を感じる)。呼吸で息を吸い、吐くをひとつの生き死にと捉える。メメント・モリ。ハイデッガー「存在と時間」は禅の考えと共通している。スティーブ・ジョブズにも影響を与えた禅は私のキーワードのひとつ。

  • すべてに頷けるわけではないけれど、単独者であることの大切さを説いてくれる本。生は限定された時間をどう行きるかという真剣勝負の場である、とう一節が印象的。ムーミンとスナフキンの関係がすてき。本著で紹介されていた本も読んでみたい。

  • 孤独とはひとりぼっちではなく、独りになるということです。

  • 自分に通じることが書かれていて、
    すっと入ってきた。
    とてもおもしろい。

    これからも、ひとりの時間を大切に、
    自分の価値を高められる人間になりたい。

    ぐっと孤独に浸るときに、力を蓄えて、考えて、
    発揮していきたい。

  • ・自分の中の原型をいつ作るか。それは孤独な時間が過ごせる”今”しかない(自分の場合)。ここで磨きに磨いておくと後年崩れない。

    ・孤独を認め、向き合っていく方法は以下の3つ
    ①内観する(鏡を見る、一定期間一定の場所に閉じこもる)
    ②教養(偉人と地下水脈を作る)
    ③日記

    これから毎日日記をつけること、教養を身につける(歴史・古典文学、科学など)ことに注力したい。
    内観は旅に出たときに本格的に行うが、一度日本でも行っておきたい。そこから見えてくるもの、行動の優先順位になるものが見えてくる

    ・死と向き合うことでしか生は感じられない

  • 孤独によって人は成長し、愛を知り、他人を理解し、自己への理解を深めるということはよくわかった。また、読書はとても良いことというのもわかり、これからも読み続けていきたい。齊藤さんの引用していた本にも気になるものがあり、読んでみようと思った。全体的な文章はむずかしめだったが、伝えたいことはわかった。私も自分への自信を高めるため、単独者となり何かを成すために、実践してみたいと思う。一人時間を大切に。

  • 孤独って、結構好きです。
    娘達に読ませたい。でも、読まないだろうな~

  • 最近、自分の意志ではない状況で孤独に陥ってる人が増えてきている気がする。
    そんな中、自ら進んでなった状態でないにしろ、その孤独の状態を大事にできることがその後の生活において重要な役割をすると教えてくれる本。

    さみしさにまけて、ただやみくもな孤独の中ではなにもうまれない。

    自分の意志をもって、孤独の中でこそえられる中をもつことで
    一人でなくなったとき、自分の魅力が存分に発揮されていくと思う。

    孤独になったとき、この本を読み返すことで、自分を客観的にみれる効用がありそう。たまに読み返したい本です。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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