幸運の25セント硬貨 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193365

感想・レビュー・書評

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  • 初めて知った。スティーブンキングってホラー小説も書くってこと。ゴールデンボーイ(映画ショーシャンクの空の原作)やグリーンマイルが有名なのは知ってたのだが。そして、日本と海外のホラーって根本的に違うというか、海外は平気でグロテスクなことを書いて、それがウケる。

  • 保有状況:売却&購入日:40532&購入金額:746

  • このすっきりしない感じを余韻を残した作品と解釈するか、後味悪くて気持悪いと思うかで感想が変わりそう。
    私は合わなかったなぁ。これといって面白く感じた話もなかった。
    一四〇八号室にもうちょっと期待していたんだけど…。

    一四〇八号室は映画の方でも途中で寝てたから、多分合わないんだと思った。

  • 期待したほどでは…
    翻訳がしっくりこなかったかな
    表題の作品は面白い
    また、それぞれの短編が始まる前にキング自身のコメントが読めるのは楽しかった
    やっぱストーリー作りの天才なんだなあ

  • 分冊短編集の二冊目。物悲しくもどこか温かい表題作の「幸運の25セント硬貨」やホラー物の導入部分としては完璧と言っていい案内人を演じた支配人が登場する「一四〇八号室」と面白い作品はあるのだけど本全体としては「第四解剖室」の方が良かったかな。

  • 収録作のひとつ、離婚協議の最中サイコ男に襲われる男女の災難を描いた「ゴーサム・カフェで朝食を」を読んで、別短編集に収められていた、まさに出産を迎えんとする女性がゾンビと対峙するお話「自宅出産」を思い出しました。ゾンビに襲われようがサイコ男に追いかけられようが、人間そればっかりに構ってられない日常があるのだね。ほかにもホラーと感傷の割合がほどよい「L・Tのペットに関する御高説」、“呪われた部屋”というストレートな題材を飽きずに読ませる「1408号室」が好き。

  • 1999年の事故から復活作の短編集。絵を題材にした2作が秀逸。パニック系の作品は、じわじわと恐怖がくる。どこか筒井康隆に似ているところもある。ただ、作によっては訳が今ひとつ。「1408号室」は訳が変わればもっともっと面白いはずだ。

  • スティーブン・キングの短篇集。

    「何もかもが究極的」
    「L・Tのペットに関する御高説」
    「道路ウィルスは北へむかう」
    「ゴーサム・カフェで朝食を」
    「例のあの感覚・フランス語でしか言えないあの感覚」
    「1408号室」
    「幸運の25セント硬貨」


    その中では自分は
    「何もかもが究極的」
    「L・Tのペットに関する御高説」
    「1408号室」
    が良かった。

    特に「L・Tのペットに関する御高説」の後半で、それまでの
    物語の流れがガラっと変わるところが素晴らしい。

  • まるで内容を覚えていません。スプラッタな作品ではないことは確かです。

  • この短編集も面白かった!
    実に様々な「恐ろしい」話が載っている・・・私が特に恐怖したのは、「道路ウイルスは北に向かう」と、「1408号室」。
    他のは、超人的でありながらまだ、己で判断できる何かがあった。
    (しかし、ある種のタイムトラベラーめいた「例のあの感覚、フランス語でしか言えないあの感覚」は、堂々巡りの無限ループに陥ったようなことを記憶の中で?繰り返す、現実か夢かもわからなくなるような恐怖がある。)
    スティーブン・キングのこの短編集を読むと・・・今まで読んだいろいろなSF、ホラー、超自然現象等の漫画や小説が、「もしかしてこの人のこの作品から発想が生まれたのではないか?!」と思わずにいられなくなる。
    まったくもってこの人の書くものは、今まで生み出されたあらゆるストーリィの原点になったのではないか、と私は思ってしまう。
    それほどあらゆる意味で懐かしく、そして怖かった。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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