その街の今は

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 327
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103018315

感想・レビュー・書評

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  • 大阪に住んでたら、風景もわかって良かったかもしれません。一気に読めました。

  • なるほど。スターバックスでもカフェのアイスティーでもインド料理店のラッシーでも、ストローを使う飲料の表現が全部「吸い上げた」「吸い上げながら」というのはどうなのか。確かに吸い上げるのだから間違いではないのだが、短い作品中に何度もこれが出てくるのがちょっと気になった。

  • この人の話しは大阪が多いけど、行った事ない自分が読んでもそれなりに雰囲気が好きで読んでしまうんだと思った

  • 途中断念しそうになるも、なにか起こるのかなぁって読んだけどなにもなかった。たらたらなにも考えずに読むにはいいかも知れない。いまいち魅力のない人物ばかり。大阪出身だけど大阪の陸の孤島に住んでいたので京都のほうが近い。アメ村やらが近いところに住んでる人たちは心の底からうらやましい。

  • 保坂和志さんが好きなので、似た雰囲気の小説かな?と思って図書館で借りてみたけれど、いまいち今の気分とあわなかった。

  • 知っている風景が舞台で、スラスラ読めた。
    昔の大阪の写真を集めるのが好きな主人公。
    切り取られた時間が過去にはたしかにあり、形を変えながらも現在とつながっている。街が成長し、生きていることを感じた。
    主人公の恋愛が、うまくいってほしい。

  • 柴崎友香の大阪を舞台とした小説。
    昔の大阪の街の写真を集めるのが趣味の女の子が主人公。
    現在の大阪の描き方が素晴らしく、そこに昔の大阪が重ね合わされる。
    恋愛にも至らない恋愛小説だけれどなんだかいい感じ。
    大阪の街を歩きたくなる本。

  • 私自身生まれてから今までずーっと大阪市内で育ったので街並みが浮かんできて世界には入りやすかった。ただ大阪に馴染みのない人は楽しめないかも。この人の書く作品は基本的に何も起こらない平凡でどこかにありそうで、でもどこか少しずれている…という感じ。盛り上がりはないけど面白くない訳ではない。2011/467

  • 最近、大阪にながくいたから楽しく読めた。

  • 読みながらずっと、ウタちゃんと友達になりたい!と思ってました。素敵な趣味を持ってるし、それについての熱弁を聴きたい。主人公に対して好印象だったので楽しく読むことができました。ただ、進展はしたけど一歩だけしか進まなかったな〜という印象。ドラマがなかったというか。平坦なまま終わった印象なので、評価分かれそう。
    あと舞台が大阪ということ。関西在住なので、あの辺ね〜とかはいはい知ってる知ってる!って場所がたくさんでてきたけれど、大阪に馴染みがないと読むのつまらないかもしれない。この舞台が九州や東北だったらこんなに面白いって思わなかったと思う。内容的に土地を絞って書かなきゃならないけれど、それが返って評価下げてしまった感じもする。でも、わたしは好きです。移入して読むのは難しくなるのかもしれないけど。

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著者プロフィール

柴崎 友香(しばさき・ともか):1973年大阪生まれ。2000年に第一作『きょうのできごと』を上梓(2004年に映画化)。2007年に『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年に『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。他の小説作品に『続きと始まり』『待ち遠しい』『千の扉』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『ビリジアン』『虹色と幸運』、エッセイに『大阪』(岸政彦との共著)『よう知らんけど日記』など著書多数。

「2024年 『百年と一日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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