使命と魂のリミット

著者 : 東野圭吾

• 新潮社 (2006年12月6日発売)

感想・レビュー・書評

[lilymikkaiさんの感想 · 2013年11月11日]

大学病院を舞台にした、心臓外科医の話。
父親を心臓の病気の手術ミスで亡くした夕紀は、その真実を暴くために心臓外科医になり、自分の父親の手術をした西園教授のいる医局に入局する。
そしてアリマ自動車の社長が父親と同じ病気で入院してきて、その手術に立ち会うことになるが・・・。

という感じの医療サスペンス？な話。
東野圭吾ということでちょっと期待しすぎたのかな・・・。
もうちょっとどんでん返しが欲しかった。
ブラックジャックによろしくと並行して読んだので、医療について考えるきっかけにはなった。

[maroyuiさんの感想 · 2013年10月6日]

読みやすかった。
クライマックスは、とても短くまとまっていた気がする。

[hiropopさんの感想 · 2013年9月11日]

父親の心臓手術の失敗に疑問を持った夕紀は、その執刀医である西園の下で医療を学ぶ。
西園と母の交際でさらに疑惑は深まるが。
そんな中、病院に「医療ミスを公表しろ」という脅迫文が届く。

医療系なので、ちょっと難しかったけど、読みやすかった。

[conycocoさんの感想 · 2013年9月11日]

彼も彼女も大切な人を殺された（と思っている）のに、どうして簡単に赦すんだろう。
赦す理由が良心だなんて、本当に馬鹿らしい。
やり遂げられないなら復讐なんて無意味。

[bobokko-botanさんの感想 · 2013年8月25日]

医療だとむつかしいかなと思いながら読んだけど、わかりやすかった。
いろんな問題が少しずつ繋がっていってラストにはすっきりおさまったのが好きだった。
恋人、家族、いろいろな人との繋がり・・・
言葉を伝えないとわからない、でも言葉では伝えきれないことがあると思った。
ラストのほうは泣いてしまった。

[doragon1968さんの感想 · 2013年8月15日]

大病院を爆破予告。犯人の目的は－

[muramuradwimpsさんの感想 · 2013年8月11日]

駄作

[curicaeさんの感想 · 2013年8月6日]

あたたかい気持ちになれた。

[katatumuruさんの感想 · 2013年8月2日]

主人公の研修医の女性は父親の死に不信感を抱いて医者の道を選んだ。
父の手術はきちんと行われたのかという疑問。
手術を執刀した医者と母親が父の死後、交際を始めた事からその疑問は芽生えた。
さらに父親が警官だった頃を知っている刑事と知り合い、ある話を聞いたことによりその疑惑は深くなる。

それと別に、主人公の勤務している病院に脅迫文が届く。
病院のやり方に不満を抱く者より、病院を破壊するという内容のものだった。脅迫文を送った人間は入院患者である大手車会社の社長に恨みを抱いていた。そこの会社の故障車のせいで恋人を亡くしたから。
電気技師である彼は技術を駆使して社長の手術中に停電するという仕組みを計画する。
停電の中必死で手術を続行しようとする医療関係者。
そして犯人をつかまえようとする刑事。
皆使命のために必死で動く。
その中で主人公の気持ちも自然に変わっていく。

話の途中で結末が読めた。けどお話的には悪くないと思う。

[gankumiさんの感想 · 2013年7月16日]

東野さんにしては人物像に無理が少なく、すんなり読めました(^^)v

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。