銀齢の果て

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 235
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103145288

感想・レビュー・書評

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  • バトロワ、シルバーエイジ編って感じ。
    挿絵が風刺画風なのも、内容が風刺っぽいからなんだろうなー。筒井康隆さんの本って風刺というには淡々としてるイメージです。
    風刺って書き手がどっち陣営の見味方かすごくわかりやすいイメージあるけど、この人のはわからない。というより二元論で書かないようしてる感じか、

  • 普通の筒井康隆。

  • 超高齢化社会問題解消目的の政府主催、満七十歳以上によるバトロワ。
    原作バトロワ(未読だけど;)より理由がリアリティあるし、老害とか差別とか、ちょっと考えさせられたりもする(笑)面白い。さすが筒井先生。

  • 『自死という生き方』須原一秀より

  •  筒井版「バトルロワイヤル」。 設定自体は面白いのだが、小説とはいえ老人同士が殺しあうというのはどうも救いのない話だ。著者の作品には反権力というテーマ性があり、とんでもないどんでん返しで権力をおちょくる印象があっただけに、その結末は期待を裏切られた。著者の心のどこかには、仮にそのような現実に襲われても、黙って受け入れるより仕方ないという諦め、納得、反省があるように思える。

  • 変に面白い。

  • なじ■老人同士の殺し合い、という私にとって辛すぎる題材だったのでイカンこれは読めないと半泣きになったのですが、面白すぎて結局最後まで読むのをやめられませんでした…

  • 老人版バトル・ロワイアルというなんともいいようのないお話。しかしさすが、悪趣味なだけのエンターテインメントでは終わっていません。とことん痛烈な皮肉がぎっしり。「良識」だの「優しさ」だのって言葉がちょいちょい出てくるけど、これは表面だけの意味では捉えられないなあ。そして大阪地区でのシルバー・バトル……うーむ、笑うに笑えない。ブラックすぎます。
    現在の少子高齢化社会という世の中、この事態を単なる「絵空事」と捉えるわけにはいかないけれど。政府がこんな馬鹿げた方策を打って出ないことを祈るばかりですね(まあさすがにそれはあるまい)。

  • 09/05/08
    老人達のバトルロワイヤル

  • お年寄り版バトロワ。
    発想はおもしろいけど、じじばばの登場人物多すぎで名前ややこしい。

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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