銀齢の果て

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 234
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103145288

感想・レビュー・書評

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  • 筒井が送る、老人版バトルロワイヤル。久しぶりの筒井だったわけだが、なーんか物足りないんだよなあ。筒井のパワーって、こんなもんだっけ?面白いけど、やめられないとまらないの面白さではないな。ラストもおとなしいし。しかし、殺し合いの描き方は巧いなあ。笑えるけど笑えない描き方をしていて、そのおかげで妙なリアリティがある。ただ最初に映画「バトルロワイヤル」のフォーマットが俺にはあったから、そのせいで新鮮さを感じなくなっているのは確か。踏まえて裏切るくらいのことをして欲しい。

  • 虚構を虚構として提示し、虚構性の中にリアリティを持たせる技術は当代一。時にメタ構造で更に虚構性を強調する。当然「在り得ない」と云う意見、批判は通用しない。ブラックなシチュエイション・コメディーとして楽しみましょう。

  • 筒井の久しぶりのドタバタで懐かしいぞ。高齢者政策への憤りをぶちまけている。確かにその通り,お手盛りとも受け止められかねないことをやっているからね。しかし,筒井も山藤もシルバー世代に近づいているぞ。いずれは自分もだが。

  • いま読んでいるところ♪筒井氏の最新刊です。

  • あの「敵」 に於いて老いの精神的崩壊を描いてから8年、それは「シルバー・バトル」へと昇華した。こんな形に持っていくなんて! 筒井康隆氏にしか出来ません。「ほいだらうけたか」などと叫んでしまう。

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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