ぼくのお父さん

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1025
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103512141

作品紹介・あらすじ

『大家さんと僕』の著者が実の父を描く、ほのぼの感動の家族漫画。ぼくの「お父さん」は絵本作家。ずっと家にいて、一緒に遊び絵を描く。いつでもなんでも、絵に描く。夕飯に出た旬のタケノコを食べずに、絵に描く。そしておかずは冷めていく……。ふつうじゃなくて、ふしぎでちょっと恥ずかしい。ただの変わり者? それとも――。なつかしい「あの頃」を思い出す、全編オールカラーの最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 矢部さんの漫画ももう本職並みの安定感。大家さんシリーズよりも昔の事だからか、ファンタジーとか絵本に近い気がする。だが私としてはお父さんやお母さんの目線で読んでしまうので、生活していく大変さが笑いより上回って切なくなった。

    • なおなおさん
      111108さん、お返事をありがとうございます。
      私も開いた本を伏せて置く…ってやっちゃってました(¯∇¯٥)矢部父さん、すみませんって思い...
      111108さん、お返事をありがとうございます。
      私も開いた本を伏せて置く…ってやっちゃってました(¯∇¯٥)矢部父さん、すみませんって思い、今はやってません(。-`ω´-)キッパリ!!
      本の並びは、ブク友さんに教えていただき、パソコンで操作できることを知りました。近々本書を動かしてみます(^^)
      2023/04/30
    • 111108さん
      なおなおさん、矢部父さんの教えちゃんと守ってて偉い!私もさすがに人の本や図書館本ではやりませんが、自分の文庫本だと時々つい‥やらないよう気を...
      なおなおさん、矢部父さんの教えちゃんと守ってて偉い!私もさすがに人の本や図書館本ではやりませんが、自分の文庫本だと時々つい‥やらないよう気をつけます!
      本の並び変えられるんですね。なおなおさんの本棚変身楽しみにしてます♪
      2023/04/30
    • なおなおさん
      111108さん、確かに私も図書館本や人からお借りした本の伏せ置きはしません。しないってことはやはり良からぬことと意識しているのかな…。グシ...
      111108さん、確かに私も図書館本や人からお借りした本の伏せ置きはしません。しないってことはやはり良からぬことと意識しているのかな…。グシャっとなりやすいですしね。雑誌とか自分の本はやってしまうのですよね(-_-;)
      矢部父さんに教えられた思いです。
      本の並び替え、やってみますね(^_-)-☆
      2023/04/30

  • 芸人でマンガ家の矢部太郎が描く、絵本作家である父の姿。
    どこまでも優しいタッチの絵。
    そして全編オールカラーなんです。
    クスッと笑えるオチがつくのもさすが。
    愛情がいっぱいの家族なんだなぁ、と温かい気持ちで胸が満たされます。

    青い空の下で遊ぶお父さんと太郎と友達。
    そこに読者である私自身も混ざってる感覚の心地良さ。

    子供みたいなお父さん。
    というか、子供以上に遊ぶことを本気で楽しんでいる。
    お母さんに叱られるお父さんの様子が、何とも微笑ましくて好き。

    好きなエピソードはたくさんあるけど、その中のひとつ。
    プールにて
    「これは流れるプールじゃない。流されるプールだ」
    「僕は流されない」と、踏ん張るお父さん。
    面白すぎでしょ。

    あと、子供達と一緒に縄文土器を作るの、私も参加したいなぁ。


    きっとこれから先も、繰り返し開くことになりそうな本でした。

    • アールグレイさん
      こんばんは★あおいさん

      そう~プールの場面はよかった!あの夜きっとお父さんはお母さんに叱られたのでしょうね。
      ほのぼのとしていて癒やされま...
      こんばんは★あおいさん

      そう~プールの場面はよかった!あの夜きっとお父さんはお母さんに叱られたのでしょうね。
      ほのぼのとしていて癒やされました。
      ホッ(^。^)~*
      2022/11/18
    • aoi-soraさん
      アールグレイさん、こんにちは^⁠_⁠^

      ねー、プールの場面良かったですよね。
      牛乳パックの工作も素敵です。
      子供達には大人気のお父さんでし...
      アールグレイさん、こんにちは^⁠_⁠^

      ねー、プールの場面良かったですよね。
      牛乳パックの工作も素敵です。
      子供達には大人気のお父さんでしょうね。

      ちょっと疲れた時にパラパラっと読むだけで、元気になれそうな本♪

      私、やべみつのりさんの絵本は拝見したことないのです。
      アールグレイさんはありますか?
      紙芝居の方が多いのかしら?
      2022/11/19
  • 矢部太郎さんの4コママンガを、2冊
    続けて読んだ。
    ページを開くと、カラーになっている。4コマに色鉛筆で薄めに塗った感じ。
    びっくりして喜んだ私。

    やべみつのり、お父さんのお名前。
    職業は絵本作家。失礼だが、少し変わり者さんかと思う。この本は、矢部の子供時代が描かれている。お父さんは家に
    いて、洗濯、掃除をするのだが料理は
    していない。唯一、太郎とつくしを摘み煮て食べるのだが、残念なことに不味いと悪評を買ってしまった!
    お父さんはいつもスケッチブックを持ち歩き絵を描く。
    夕飯時に、お母さんの料理をスケッチ
    すると言って、食べさせてくれず、料理はさめるばかり・・・・

    お父さんは工作が上手(^^)牛乳の紙パックを切り開き、窓を開けてセロファンを内側に貼る。部屋を暗くして懐中電灯を中に入れると・・・・アラ、綺麗♪

    夏、頂いた招待券でプールへ行ったら、流されはぐれ太郎は迷子センターへ
    助けを求める。
    このことを太郎はお母さんに話したの
    だろうか?叱られているお父さんが
    目に浮かんでくる。
    花火大会、お父さんは屋根の上で見ようと言い出す。太郎は、好きなテレビを
    あきらめ、えっちらおっちらと梯子を
    上る。特等席で、お父さんは花火の
    絵を描く。
    でも、お父さんはつぶやく。今年の夏も絵本が描けなかった・・・・
    お父さん!
    そのうちに閃くよ!

    お父さんはお姉ちゃんと太郎の成長記録をつけていた。この本は、それを読みながら書いたらしい。原稿ができ、最初に見せたのはやはりお父さんだろうか?

    2022、8、18
    読了

    • まことさん
      アールグレイさん♪こんにちは!

      最後の「最初に見せたのはやはりお父さんだろうか?」のひとことが効いていますよね!
      漫画のレビューは、やった...
      アールグレイさん♪こんにちは!

      最後の「最初に見せたのはやはりお父さんだろうか?」のひとことが効いていますよね!
      漫画のレビューは、やったことが、ないけれど、難しいと思います。
      2022/08/19
    • アールグレイさん
      まことさん、難しかったよ~
      時間がかかって・・・・
      まことさん、難しかったよ~
      時間がかかって・・・・
      2022/08/19
  • 最初は、お父さんの被っている黄色いものがおかしくて、引き込まれていきました。
    最後のノートでほろりと泣けてきました。こういうお父さんだったら、実際大変だろうなあと思います。しかし、家族の形は様々で、後になって親のありがたみ、愛情を知る。(自分が思っていた以上に)温かい家族だったのだと、後になって気づくものなのだなあ。と、自分と重ね、私もやはり自分の父を思ってしまいました。お父さんのことが本当に好きなお母さんが可愛くて素敵でした。
    好きなセリフ。
    あるけど目に見えないものってあるよね?
    風でしょう
    思い出でしょう

  • 子供たちと一緒に遊ぶお父さんはとても楽しそう。
    縄文式土器を作る話は面白かった。

    最後はホロリとさせられました。

  • 何だろう?この漫画…
    こんな風に不思議な人なんだろうな矢部太郎さん。そしてもっと不思議なお父さん。そしておおらかで優しいお母さん。素敵な家族。

  • はじめての矢部太郎さんの本。
    水彩の淡いタッチで、内容もゆる〜い。

    絵描きのお父さん。
    昼間、会社に行かず、たろうとその友達と一緒に過ごして「なんで毎日家にいるの?」と言われるお父さん。
    何でもスケッチするお父さん。
    子ども心に恥ずかしかったり、子ども心にうれしかったり。そんな思い出。

    私自身も子どものころを思い出しながら読んだ。

    (そして私も有吉さんと同じように、表紙を見て「ぼくのおハメさん」と読んでしまった…笑)

  • 大家さんの方が好きだったなぁ。

    他人としてなら、このお父さん好きだけど
    実親が、このお父さんなら結構本気で怒ったりしてたかも。

  • うーむ。

    こういうお父さんの子が
    国立大学に入学するんだ。

    その後今のようなお仕事をしているということは
    やはり親の背中を見て育つということなんでしょうか。

    (誉めているんですよ!)

  • どこまでもあったかい家族
    ひなたぼっこのように、ふんわりと読みました

    やわらかい発想 どこまでも少年のお父さん
    でも自分のお父さんがこんなだったらどうだろう
    う~ん
    やはりお母さんが素敵すぎるのでしょう
    そして 矢部太郎さんがあるのですね

    「大家さんと僕」も良かったです

    ≪ あの景色 思い出すんだ お父さん ≫

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著者プロフィール

絵 矢部太郎
1977年生まれ。東京都村山市出身。芸人・マンガ家。1997年に「カラテカ」を結成し、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍。初の著作『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。『大家さんと僕 これから』『ぼくのお父さん』(すべて新潮社)、『マンガ ぼけ日和』(かんき出版)などの著作も持つ。週刊マンガ雑誌『モーニング』(講談社)で「楽屋のトナくん」を連載中(2023年6月現在)。

「2023年 『10歳からのもっと考える力が育つ20の物語  二代目童話探偵シナモンの「ちょっとちがう」読み解き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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