- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104075072
作品紹介・あらすじ
村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。でも、先生は、授業よりもたいせつなことを教えてくれる。いじめ、自殺、学級崩壊、児童虐待…すべての孤独な魂にそっと寄り添う感動作。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りてきた本だけど、読んでいくうちに、何度も、涙がじわり、じわりとにじむ。
中学校の臨時教師の村内先生は、吃音の、もっさりしたおじさん先生だ。いろんな問題を抱えた生徒達に、ひとりぼっちじゃない、と言って、そっと寄り添ってくれる。言葉を話すことが大変な村内先生は、たいせつなことしか、話さない。その言葉は、生徒の心にも、読者である、私の心にも、温かく、胸にしみとおる。
、、、私は、小学生の頃、ほとんど学校で喋らない子供だった。低学年の頃、いじめに合い、まだ若い女性の担任の先生に、見て見ぬふりをされ、大人や、周りの人達に、何の期待もしなくなった。
小学校高学年になって、ようやく喋りはじめ、いじめっ子の態度が、コロリと変わったが、大人に対する私の不信感は、高校を卒業し、自分が大人になるまでずっと続いた。
村内先生のような人が、いてくれたら、と思う反面、村内先生の年代に近い自分は、孤独な子供に、どう接するだろう、と、自分を振り返った。
短編連作で、どの作品も、心にしみる、感動を受けたが、タイトルになった「青い鳥」と、「カッコウの卵」が、特に好きだった。
、、、この本は、手元に欲しい!文庫本で購入しようと思った。
温かな感動作である。読んでない方に、自信をもっておすすめします!
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中学の臨時講師の村内先生、見かけは国語を教えるおじさん先生でベテラン教師にみえるけど立場的には不安定で吃音で、言葉がはっきり伝わらないって、この先生もぼっちな悩み抱えてそうなんだけど・・・
ぼっちでコンプレックスを抱える生徒の心に届く言葉は、滑舌よく心地よく響く声だけとは限らない。
眩しいくらいの光に向ってスクスク育つ向日葵のような子もいれば、とてもデリケートで強い光の中では生きられない、かといって完全に日影のままでは枯れてしまう木漏れ日程度の光を好むラン科の植物のような子もいるんだ。
今の時期は、地質や植生を頼りに山に入ると希少種のエビネランとかキンランが咲く頃なんですが自生して花を付けてる株をみつけると無茶感動します。小さくて見つけにくいのですが毎年、同じあたりで咲いててくれるので会いに行くのが愉しみだったりなんです。たった1株咲いてたり、数株まとまって咲いててくれたりいろいろなんですが、盗掘や食害で会えなかったりもあります。けれど、また会うことができるとそれだけで嬉しくって心が満たされます。あるべき場所で咲いていてくれるとゆうのが嬉しいことなので、間に合ってよかったって感じで愛おしくなります。
村内先生、休日は山登ってる気がするんですよね。
じゃないとストレス発散できないと思いましたww -
「村内先生は中学の臨時講師です」
ああそうですか
どうやらいろいろと問題を抱えた生徒のためにピンポイントでやって来る臨時講師のようです
そういろいろな問題です
自分はこの物語を読んでいる間ずっと重松清さんはこの先生をなぜ「どもり」にしたんたをろう?って考えてました
キャラ設定の話です
どうして「どもり」である必要があったのか?
「たいせつなこと」を伝えることを人より苦労させることでより強い印象を与えたかった?
話しているときの印象を強くすることで静かに「そばにいること」を強調したかった?
どもりを嘲笑する生徒たちと対比することでどもりを自然と受け入れる「問題のある」生徒たちが救われてもいいのだと納得させたかった?
コンプレックスを持つ人がコンプレックスに負けない姿を描くことで生徒に寄り添う心に力強さを表現したかった?
きっと村内先生自身が「間に合った」人だったのではないかと想像させたかった?
当然わからないんだけど…
いつもはそんなことあんまり思わないんだけど…
物語に深みを与えるために「どもり」が使われたんならちょっとやだなあと思いました
そして「青い鳥」って村内先生のことだったんじゃないかなぁ?って思いました
探しても見つからないもの、気が付いたらそばにいたもの、最後には去っていくもの
うまく囀れない「どもりの青い鳥」
ピピピピピピピピピーみたいなね
ああでもこれだったらどこまでがどもりかわかんないからまあいいか-
2022/11/22
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そうなんだ!
じゃあ村内先生は自分を投影してたってこと?
深いな
つかそういえば重松清さん最近読んでないわそうなんだ!
じゃあ村内先生は自分を投影してたってこと?
深いな
つかそういえば重松清さん最近読んでないわ2022/11/22 -
重松作品は子ども関係の作品は読まないって決めたの!
重松のイジメの話は耐えられない(>人<;)
重松作品は子ども関係の作品は読まないって決めたの!
重松のイジメの話は耐えられない(>人<;)
2022/11/22
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非常勤教師として呼ばれる学校で、
村内先生が教えてくれる「たいせつなこと」
各学校での、村内先生を必要とする生徒とのエピソード毎に8個の短編で構成されています。
純粋な分だけ傷つきやすく不安定な生徒の心に、そっと寄り添ってくれる村内先生の存在が、とても温かく心に響きました。
特に最終章の「カッコウの卵」は号泣でした。
大人になるまでに、下の名前でたくさん呼んでもらう経験、当たり前じゃないんですね。
ひとりぼっちにしないこと
そばにいること
「そば」とは手をつなぐことのできる近さのこと
声の温もりが伝わる近さのこと
大人の目線や常識ではなく生徒の目線に立って、生徒を尊重し、自ら気付き考えられるように、そばにいることのたいせつさを痛感しました。
学生時代の苦い思い出や、言葉に表せない様な葛藤など…久しぶりに想起しながら、あの当時に求めていたものを感じ取れた様な心境になれました。
心を優しくほぐしてくれる様な一冊です。
出会えたことに感謝したい作品でした。 -
吃音でほとんど喋らない、大事なことしか言わない村内先生がひとりぼっちの子にそっと寄り添う物語。
いじめられっ子、いじめっ子、家庭に問題がある子の様なさみしい子供が自分をちゃんと見てくれる先生に心の奥で惹かれ助けられていく。
今思えば、自分は小さい頃どれだけ家族や友達に愛をもらっていて幸せだったのか。 -
カッコウの卵の村内先生が 人間として深すぎて尊すぎて会いたいです
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良書。心の深いところで感動する良書。重松さんの「きみの友達」と並ぶと思う。訖音の臨時講師村内先生が生徒にそっと寄り添う物語。始めは子どもの頃を思い出しながら読んでいたけど、途中からこれは、子どものいじめの話しではなく、年齢は関係なく人間の物語であることに気づく。大好きな灰谷健次郎さんの兎の目や太陽の子、宮部みゆきさんのソロモンの偽証や湊かなえさんの告白と並ぶ大切な本になった。息子いつかこの本と出会えるといいな。
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読みながら気づいたら泣いていました。
問題を抱えた中学生に村内先生が寄り添ってくれるお話なんだけれど大人になっても寂しかったり、周りにわかって欲しいと思う気持ちや、逆に自分でもわからない気持ちがありその部分に村内先生の言葉が直接刺さります。
最初は図書館で、借りて読んだのですがこの本はずっとずっと手元に置いておくべき本だと思い買いました。
幸いにも副反応らしいものは全くなしで済みました。
父も母もワクチン接種完...
幸いにも副反応らしいものは全くなしで済みました。
父も母もワクチン接種完了しており、抗体が出来上がってます。
スムーズに完遂されました。
こっちは指定医療機関がワクチン接種頑張っています。
いま、国民の半数がワクチン二回接種完了したようですね。
変異株は、強力なので、要注意ですね。
私ね、コメントの返し方が分からないの (´Д⊂グスン
りまのさんは、たくさんコメントの交換なさってて...
私ね、コメントの返し方が分からないの (´Д⊂グスン
りまのさんは、たくさんコメントの交換なさってて羨ましいです。
それでもって、ここでいいのかしら?
見よう見まねで「ブクログ」やってますが
分かってないので……
年齢の割には頑張ってるのですが(自画自賛)
私もはるかな昔 しゃべらない子でした
少しずつ変わってきましたけれど ネ
りまのさんの本棚には読みたい本がぎっしり
さあて次はと楽しみです
ではでは
コメントありがとうございます!いらっしゃいませ!こちらに、コメント頂いても、もちろんよろしいのですが、はまだかよこさんの方...
コメントありがとうございます!いらっしゃいませ!こちらに、コメント頂いても、もちろんよろしいのですが、はまだかよこさんの方に、送りました私のコメントの次に、コメント頂いても、私は、はまだかよこさんから、コメント頂いたことが、わかります。どちらにしても、ありがたいことです。
感謝! (*^^*)