妻の超然

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 590
感想 : 124
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104669042

感想・レビュー・書評

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  • 私、下戸なので 下戸の超然 はよく分かるな。

  • 超然シリーズ。二本目の作品が、リアルな恋愛事情を描いていて、あるある……と思ってしまった。すれ違いの心情描くのが得意ですよね絲山さん。 x

  • 1妻の超然
    2下戸の超然
    3作家の超然

  • 3作品収録されているのですが、どれも共感できるものばかり。私は「超然」としているのだろうか?最初の「妻の超然」には「これは私だな」と思わせる所がたくさんありました。「自分は自分、他人は他人」と思うのは罪なのでしょうか?

  • 妻が面白い、下戸はまあまあ、作家は青過ぎて面白くない。

  • ひょおぉぉぉぉえぇぇぇぇ

    背筋をすうすうさせながら読んだ。

    妻の超然、下戸の超然、作家の超然、の三篇から成っている。
    私は妻でもないし下戸でもないし作家でもない。
    どの物語も主人公の立場を想像しながら読んだのだけれど、
    これがまったく想像を超えた世界だった。
    もしも自分が彼らの立場だったら、ということがちっとも考えられない。

    強いて言えば、下戸の超然には、ちょっと共感できたかな。
    対象は主人公ではなくて、その彼女さんだけども。
    私も、相方はできればお酒が飲める人がいい。
    飲めなくてもいいんだけど、できたらやっぱり一緒に飲めると嬉しい。

    いやいやそれにしても、超然とした世界だった。
    さっぱり理解できてないくせに、二時間で読み切った。やっぱり絲山さんの筆力ゆえだと思う。
    すごい引力だ。あっぱれ。

  • 超然ってかっこいい言葉。
    装丁も味がある。
    『妻の超然』は、どうしてもにやけちゃう。母親にも読ませたいと思った。
    『下戸の超然』は、下戸の方は特に楽しめるかも。下戸じゃなく、ボランティアをする彼女に対しての想いがリアルですき。
    『作家の超然』は、少しわかりにくい。

  • 頭が良すぎる人って、
    うらやましいけど案外幸せじゃないかも
    『作家の超然』は
    作者の入院記録かな?
    新聞に対する感想なんて、
    他人事ではない読み応えだった

  • 短編3つが入った本。この著者は、誰もが知っている代表作というのがないと思うのですが、どれを読んでもうまいなーと思います。登場人物の一人よがりな心のうちと、それを客観的に書くバランスが絶妙なのです。

  • 絲山さんの作品は久しぶりに読みました。
    この方の、ちょっと意地悪なところが好き。
    辛口な中に、人間くささが漂う感じがすき。
    すきなのに、なんでだろう?
    私の中での評価はいつも3くらいだ。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。「袋小路の男」で川端賞、『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、『薄情』で谷崎賞を受賞。

「2023年 『ばかもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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