- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106035708
感想・レビュー・書評
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5/30
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渋滞の可視モデルの話や、物質の液体、固体のように、渋滞にも相があるという話。自然渋滞はなぜはっせいするのかなど。
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2007.9 未読
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専門に近い、
交通流を物理的に捉える、
シミュレーション -
ある状況下では渋滞は必ず起きる。それを数学的な簡単なモデルで示す。条件を変えるとどうなるかを調べる。頭の中の実験場でモデルを動かす。結果を見る。渋滞が起きる。もしくは渋滞にならない。その変化の起きる条件を導き出す。こうして少しずつ渋滞が起きる原理をつかんでいく。
面白い本だ。待ち行列なんて考え方が私がまだ学生の頃に登場した。それが少しずつ変化して、手法を加えて、渋滞学になった。さらに、様々な分野で、どういう原理が働いているのかを解明するための手法として使われ始めている。面白い。神経の中の物質の動かし方、山火事の広がり方、ネットワークでのトラブル。様々なところへの応用がすでに始まっている。うん、面白い。
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「なにやってんだよ」。高速道路で誰もが体験したことのある、あのワケがすっぱりとわかる。渋滞は、科学(化学?)反応なのだ!
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渋滞については、いろいろ実験や考察がなされているらしい。
しかも結構わかりやすい単純なモデルで表現できるらしい。
道フェチとしてはかなりおもしろかったが、途中で挫折してしまった。 -
渋滞について科学的見地から書かれた本。基本的に理系むきだが、なかなか面白い。
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「渋滞学」っていうと、何それって言う感じですが、奥が深い。題名から待ち行列のように感じますが、その適用範囲は広く車の渋滞からネットワークの輻輳まで扱っています(車もネットワークも同じようなものですが)。
渋滞と名の付くものの原因および解決方法が列挙されていますが、やはり原因の部分がなぜこうなるのかという部分を丁寧に書かれているので、非常に面白い。 -
交通渋滞はなぜ起きるか、それ以外でも人ごみの仕組み、蟻はなぜ一列で歩くのか、そしてインターネットの渋滞まで。さまざまな渋滞についての多面的な考察がおもしろい。