バカの壁 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 15272
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100031

感想・レビュー・書評

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  • 読んでみたいと思っていた本。私には少し難しかった。
    情報過多と言われるこの頃、いつの間にか強固な壁を作り上げてその内側で一人佇んでいるのかもしれない。今得た情報は誰の視点なのか、他の見方はできないかと考えたい。
    資本主義社会では生産者と消費者の距離が遠いとどこかで聞いたような気がするが、現代人は脳と身体が遠いのかもしれない。入力量が多くて出力が足りないのかなと思った。本を読んだら1行でも良いから感想をまとめるようにしたいと思う。

  • 発売当時に話題になっていた記憶があり、今更ながら読んでみた。ベストセラーになっていたので勝手に易しい内容だと思い込んでいたのだが、意外に専門的な言葉がでてきたり、ある程度の前提知識が必要だったりでスラスラと頭に入る感じでもない。
    全体として体系だった構成というよりは、筆者の思いつくままに書き飛ばした散文をまとめたような印象を受けた。
    正直なところタイトルの勝利だと思う。

  • 私にはちょっと難しかったです。文章は面白く読み進めましたが、わかるようで、よくわかってないかも。養老先生の頭の中はこうなってるのか〜!と、ちょっと見学できた気分。とりあえず、自分の認識や理解が全てじゃなく、そこには壁があって壁の外もあるんだよ〜って理解しました。

  • バカの壁とは、一元論にはまって強固な壁の中に住み、壁の向こう側(自分と違う立場)のことが見えなくなり、話が通じなくなってしまうこと。何事も二元論でとらえ、「人は変わる」ことを前提とし、「人間であればこうだろう」という常識のもとで、人生の意味を考えながら生きる。それを忘れないこと。

  • y=ax
    aである行動、影響力をゼロにするな、はとても納得。

  • 有名な本だけど初めて読んだ。

    p194
    バカの壁というのは、ある種、一元論に起因するという面があるわけです。バカにとっては、壁の内側だけが世界で、向こう側が見えない。向こう側が存在しているということすらわかっていなかったりする。

  • 私は、自分の考えを見直すことができた。私以外の人ももしかしたら、自分の考えを見直すことができるかもしれない。
    値段もお手頃なので、興味をもったら、コメントなど見ず、読んでしまった方がいいと思う。

  • 考え方が極端だったなぁ。例えて言うなら「果物は全部酸っぱいんだ。市場に行ってかじってみなさい。採れたては酸っぱいから。甘い果実なんて日を置いて熟させてる偽物だ。最初から甘い果実なんて存在しない」みたいな極論。
    まあでも言わんとすることはわかるけど。

  • 20年前の本。他の本で触れられていたので一応読んでおこうかと。
    脳のところは飛ばし読みした。

  • 10年ぶりに再読
    強固な壁の中にいると壁の向こう側、違う立場のことを考えられなくなる。真実は一つだと思い込んではいけない。自身の考えが変わらないと思い込んではいけない。

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著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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