バカの壁 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
3.25
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本棚登録 : 15272
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100031

感想・レビュー・書評

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  • この本、どうしてそんなに売れたのか分からない。
    言ってることは、ところどころ、そうかと思った。思考停止の一元論化は危ない。他人の気持ちを分かることが大事。分かるということは雑学として知っているのとは全然違う。ガンの告知と同じようなこと。なんでも体を動かして分かることが大事。
    この著者の、もっと分かりやすい別の本を読んだらよかったかも。

  • 他人の気持ちが分かる人間になれ

  • <読んだ日>
    20160319

    <内容・感想>
    一元的な考え方を是とする傾向のある現代社会に対して警鐘を鳴らそうとしている本?

    自分の常識に基づく考えが絶対だと考えることの危険性については同意できるものの、本の内容としては著者が思いついた内容を根拠の提示・事実関係の精査をせずにただ書き綴ったものであり、読むに値しない。正直これが東大名誉教授の書だと考えると残念。

    「あ、そんな考え方もあるね」という発想を広げる意味では読み飛ばす価値くらいはあるかもしれない。

    <行き先>
    Amazon

  • 「いくら話してもわかってもらえない」「想いがどうしても伝わらない」
    誰もが味わう苛立ち、不快感。それを解くキーワードは「バカの壁」だった!
    「"話せばわかる"なんて大嘘だ」と思ったことは誰にでもあるはず。「バカの壁」こそが、コミュニケーションの断絶を解くキーワードだ。この壁についてわかると、身の回りの話が通じない人の思考がわかる。大人と子供、上司と部下、さらにアメリカとイラクとでなぜ話が通じないのかもわかってくる。誰もがぶつかる人生の問題について、「こんなふうに考えてみては」と様々な視点を提示したエッセイ。

  • 個性を伸長しようとする教育が叫ばれて久しいが、そもそもそのような教育をしなくとも人間の個性は「身体」に宿っているものであり、本来脳が持つ「共通理解」を目指す志向性を理解し、人の気持がわかるような人間の育成を大切にするべきだという話が頭に残った。万事についてわかったふりをしがちであるという風潮は本書が刊行された当時以上に現在に当てはまる点が多いように思う。ネットで簡単に知識を入手でき、わかったつもりになっているだけの状態で対外のコミュニケーションを取ることの危うさといったらない。身につまされる話だなと思う 。

  • 読了日 2013. 10. 31 8:13AM

    母の蔵書から譲り受け、長らく手を着けておらなんだが、このたび読む気になり読んだ次第。

    上司に似ていると思ったが、さてどうだろうか。贔屓目かな?

  • 一元論は思考を固めてしまう。しかしキリスト教徒全員が思考を放棄しているわけではない。彼らは宗教と他のことを分別して考えているのだろうか

  • Audible で読了。

    絶対的な正解や正しさを安易に求めるな。
    頭だけで、聞いただけで、理解した気になるな。
    自分の目で、身体で体験し現物から情報を得ろ。
    一元論的な正しさに対して、日本は元来多神教的な国、文化である。

    概ね上記のようなことと認識した。
    理解としては全く追いついていないので、今度はAudible ではなく原著を手に取り、読んでみようと思う。

  • 正直、何度買ったことか!
    引越で処分したらしく改めて読み直す為に
    図書館で借りました

    思い出しながらも、読むとああそうだなと思う事
    多し、1番売れた本と言われるはずだ。

  • 誰かに自分の言葉をうまく伝えられない時、この本を思い出します。

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著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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