- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106101939
感想・レビュー・書評
-
ネットという可能性を広げる場所が出てきたのだから、合わないと思ったらそこから出て居場所を探すべきだとする梅田氏。政治など逃げちゃいけないこともあるから、生きてきた場所は捨てちゃいけないとする平野氏。そこが対照的だった。芥川賞作家の平野氏は、難しい文学思想の話もするのでよく分からない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Googleの話にスターウォーズが出てくるとは!
-
理系と文系の著者の対談形式。中々面白い。これが出版されたのが2006年。この中で10年後には想像もつかないとされていることが、2011年現在ガッツリ行われている。ネットの流れは早いですな。
-
スター・ウォーズ通過儀礼だったのか…
私は、ものの見方、捉え方が梅田氏に似ていると思った。(特に終盤で顕著だった)
「狂気が必要」 -
[ 内容 ]
日本におけるインターネット元年から十年。
今、ウェブ2・0という新たな局面を迎え、本当の大変化が始まろうとしている。
「ウェブ進化」によって、世の中はどう変わりつつあるのか、そして人間そのものはどう変容していくのか-。
ビジネスとテクノロジーの世界に住む梅田望夫と、文学の世界に生きる平野啓一郎が、その変化の本質と未来を徹底的に話し合った、熱く刺激的なウェブ論。
[ 目次 ]
第1章 ウェブ世界で生きる(ネットの世界に住んでいる 検索がすべての中心になる ほか)
第2章 匿名社会のサバイバル術(ネットなしではやっていけない 五種類の言説 ほか)
第3章 本、iPod、グーグル、そしてユーチューブ(表現者の著作権問題 「立ち読み」の吸引力 ほか)
第4章 人間はどう「進化」するのか(ブログで自分を発見する 「島宇宙」化していく ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
ネットで物理的な障壁が取り除かれるのはいいんだけど、物理的に近くにいる人に関心を持てないことに違和感を感じる。ネットはリアルの人間関係を補完するものであっても代替するものにはなり得ないと思う。
-
島宇宙化していくウェブ世界への懸念を述べる平野氏に対し、自分にあった居場所を見つけられれば人は幸せになれると説く梅田氏。ウェブ世界のみならずリアル世界への両氏の態度の違いが鮮明になる第四章が特に興味深く読めた。この本の刊行後以降もツイッターやフェイスブックなど新たな潮流が生まれているので、それらをふまえた再度の対談を期待したい。
-
2011.2.28