女装する女 (新潮新書 291)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102912

感想・レビュー・書評

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  • 軽い読み物。「女装する女」は新鮮さより、再確認させられた感想を持った。

  • 女性が「女」を装う…大変納得が行く話ばかりで、余りにも思い当たることか多すぎる。
    現代の女性論として大変面白かった。
    男性が読むとどう思うのか素直に気になる。

  • 「女性」が「オンナ」になる時、それが「女装」の定義だと。
    昨今の流行(和服、居酒屋、ジョギング等)の現象を捉まえながら、それが、今のオンナにどう影響しているかを、明らかにする。
    ちょっと前(2008年)の本ではあるが、いまでも十分に通用する。

  • 自分にもこういう傾向がある、と思わされる要素がいっぱい。10こにカテゴライズされてるけど、このいろんな要素を女性は持ち合わせてるのかも。客観的に説明されてあらためてそう思う。

  • 取説みたいなもんで、みんなどこかは《あるあるー》ってなるんでしょ?違うの?私だけ?
    仕事とか男性と対等にやっていきたいのに、女装してる自分が好きなんだよな~。女装してる母も姉も妹も友達も大好きです。

  • 社会学っぽさ溢れる女性論は好きなジャンルなので結構呼んでいた時期もあったのですが、最近余り手にしていなかったので久々に読むと新鮮でした。

  • [ 内容 ]
    「今日はバリバリ女装していくよ」男勝りな仕事着を脱ぎ捨て、女らしさ満開のドレスで“女”を装う―アタマもカラダも、女たちはすでに男がイメージする“女”ではない。
    エコに身を捧げる、勝負服は着物で決め打ち、目標はホノルルマラソン完走、ブログはスターダムへの近道、財布と情報をバーターする親孝行…現代女性を消費の面から10のキーワードで痛快に読み解く。
    リアルな女の実態を知るための必読の書。

    [ 目次 ]
    1章 女装する女
    2章 スピリチュアルな女
    3章 和風の女
    4章 ノスタルジー・ニッポンに遊ぶ女
    5章 ロハス、エコ女
    6章 デイリーエクササイズな女
    7章 大人の女になりたい女
    8章 表現する女
    9章 子供化する女
    10章 バーター親孝行な女

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • おもしろかった。

    「男スイッチ入ります」じゃなくて、「女スイッチ入ります」!コレは納得すぎた。
    女が女にまつわるアイテムを再発見し、自分の身体で遊んでいる。
    内面の男化が進むほど、女らしいもので身を固めるようになる。

    買い物依存性:買い物の時間だけ、見ず知らずの店員にかしずかれる消費の女王になれるから、という一種の快楽中毒者

    女性は常々「今の私じゃダメだ!」と反省している存在だ。

  • あっそ……で、っていう。でも文章は上手いな。おもしろい。

  • 働く女性は日常生活の中で「女」であることを忘れてしまい、いざ女らしい格好をするとなると、男性が女装するぐらいの勇気が要る。オシャレはもはや、ウケ狙いでなく自己表現のためにある。
    男性は女性化している。

    っていうとこに共感。

    でも、地味であったかい家族というコミュニティ抜きにして、女の幸せは有り得ないって思うのが持論。w

    その点、著者は女が主役であることに執着しているようで違和感を覚えたが、これは性格の違いか。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。著述家。出版、広告の分野でディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に評論、エッセイストとしても著作活動を行っており、特に女性誌等のメディアにおいては、コメンテーターとしての登場や連載多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション等、文化全般を広くそしてディープに横断する独特の視点には、ファンが多い。
クラシックを爆音で聴く「爆クラ」等のイベント、自らが寿司を握る美人寿司などの活動も続行中。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(飛鳥新社)など。メールマガジンも刊行(http://magazine.livedoor.com/magazine/37)。(有)ホウ71取締役。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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