ハゲとビキニとサンバの国: ブラジル邪推紀行 (新潮新書 388)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103889

感想・レビュー・書評

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  • 読んだそばから忘れていっています。著者がリオデジャネイロ州立大学に招聘される数ヶ月で見た考えたブラジルの話。ブラジルの殺虫剤がキョートという名前だとか、さらには害虫駆除会社に、トヤマ、トーキョー、オーサカ、ナガサキがあるとか…日本が頼りになるイメージであるのか、または忍耐と根性のイメージにあるのか、オモシロおかしい話しから「日本」とはの問いかけが始まりました。

  • サクっと読める本

    あとがきにも書いてあるがこの本は
    「ブラジルやリオについての本ではない。
    彼の地で自分をふりかえる、
    日本および日本人を見なおす
    読み物である。」

    エピソードとしては
    ・害虫駆除の会社名が
    「キョート」「トヤマ」など
    日本の都市名を使っていること
    ・ブラジル人は尻好きであること
    ・忍者教室なるものがあること
    ・投票が義務化されていること
    などがある。

    良かった点は、
    ブラジルで日本人が感じるであろう
    ギャップの疑似体験ができるということ。

    悪かった点は、
    その良かったについて
    「行けばわかるでしょ」
    という印象を超えた考察を
    あまり感じなかったこと。

  • 微妙~~~。面白かったけど、サイエンスは感じない。この本でわかることは、ステレオタイプの先入観は怖い、それだけ。
    殺虫剤の名前の話は面白かった。もっと他にもあると思うんだけど、どうして、キリスト教的な性の観念とボボブラジルにページを割いてしまったのだろうか…う~む。

  • ブラジル滞在中の出来事から日本、日本人を考察。ブラジル専門家ではないだけに、著者の視点が一般人と同じで読みやすいし、語っている内容も面白い。著者にすごく会ってみたくなりました。

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著者プロフィール

建築史家、風俗史研究者。国際日本文化研究センター所長。1955年、京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞、『京都ぎらい』で新書大賞2016を受賞。著書に『霊柩車の誕生』『美人論』『日本人とキリスト教』『阪神タイガースの正体』『パンツが見える。』『日本の醜さについて』『大阪的』『プロレスまみれ』『ふんどしニッポン』など多数。

「2023年 『海の向こうでニッポンは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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