どこの家にも怖いものはいる

著者 :
  • 中央公論新社
3.57
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本棚登録 : 486
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046377

感想・レビュー・書評

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  • 楽しみに読まないでいる作家さんなのですが、怖そうなので我慢できず読んじゃいまして、実際こわー。
    めっちゃ著作のこと書いてあるので(宣伝?)、いよいよ読まなきゃじゃないか!

  • 不思議なもの、得体の知れないものってのは、そのままじゃダメなのかな。何にでも合理的な解釈による理解が伴わないと、落ち着かないのかな。謎は謎のままがあるべき姿という気がする。それを解くのも楽しさだけど、それを解かないままにしておくのも楽しみになるだろう。そんなことを思いましたよ。怪談を推理によって解く小説家というメタ構造の本作は、どれも中途半端なものとなってしまっているように感じる。

  • 怖かった。怖いけど、物語っていうものの面白さを味わえた気がする。久しぶりに読む時間を確保したいと思った。
    実話なの?まぁ、怖いお話に繋がりを見つけるミステリー仕立ても面白かった。

  • 追われる描写が怖くて流し読みしました。(ノ´∀`*)

  • 三津田信三のちょっとメタっぽいミステリホラー。
    こういう民俗というか伝承とかを扱った話って大好きなので今回も楽しく読みました。
    でもいつもの「怪異は怪異として、それにある程度の整合性とか真相めいたものを見つけてまとめる」という感じなんですが・・・今回はちょっとこじつけっぽかったかな?元の5つの怪異譚から読み取れたりある程度ちゃんと記載があるとかじゃなくて「おそらくこういうことだろう」みたいな想像が割と多かったような印象。いやこれはこれで面白かったですけどね?

  • 怖かった…。読んでる最中に物音がする度に、本を取り落としそうになった。

  • 実話怪談的恐怖がひしひしと感じられるホラーミステリ。
    五つの怪異の物語は、どれもが違う物語のようであり、しかしそこには奇妙な符合が見られたり。これは何を意味するのか、そして怪異の場所と正体を探り当てる謎解き部分も楽しめるのですが。
    ……どの話も怖すぎるよ!!!
    夜中に読むと雰囲気抜群ではあるけれど、怖い。あまりに怖い。奇妙な物音が聞こえて来やしないかとびくびくし通しです。寝るのに目を閉じるのも怖い。両目をこじ開けられたりしたら……!
    勇気のある方は、夜中にひっそりと読みましょう(笑)。

  • めっちゃ怖かった。背筋がぞくっとして鳥肌たった。

  • 怖くて、もう実話としか思えない、夜の物音が怖い、壁に寄りかかるのが怖い、灯りの届かない場所が怖い、新刊だし、ゆっくり読みたかったのに、一気に読んでしまった。

  • 三津田さんの新作。
    『のぞきめ』に続いて読んだので、三津田さんの作品の中では比較的読みやすく感じた。
    でも相変わらず、急にぞくっとするのではなくて徐々に鳥肌が立ってくるような感じに襲われた。話しを読み進めていくうちに見えてくる話の全貌に、家鳴りに思わず身がすくんでしまった。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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