どこの家にも怖いものはいる

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  • 中央公論新社
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本棚登録 : 486
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046377

感想・レビュー・書評

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  • 三津田信三の新作です。
    怪異の元凶が解き明かされていくのが、怖くもあり、ぞくぞくしてきます。
    怪異を整合性をもって考えるという、ミステリとホラーの融合が何とも言えず、楽しめます。

  • かなり前に土地にまつわる怪談話(怪談を集めていたら、複数の話が同じ土地で、土地の記録をさかのぼると…的な)を某作家さんの作品で読みました。

    このテーマを本作家が書いたらこうなりました。
    これは怖い。

  • 怖かったですよー。もう、ひたひたと近付いてくる湿った恐怖、っていいましょうか。
    一番怖かったのは二つ目の割れ女でした。見えない恐怖というのも確かにめちゃくちゃ怖いんですけど、やはり追いかけられる恐怖に勝るものはなし、でした。質量のある恐怖、というわかりやすさもありますが。
    でもよく考えてみたら、見えないモノ「音」への恐れの方が大きいかもしれませんね。
    誰かと共有することができないものですから、「聞こえる」っていう感覚は。自分にしか聞こえないのかもしれない、っていうのも恐怖感をいや増す感じですし。
    けど、三津田さん、ホントに怖い。もうこれ実話としか思えないんですけど…

  • 2014/08/11読了

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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