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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046377
感想・レビュー・書評
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三津田信三の新作です。
怪異の元凶が解き明かされていくのが、怖くもあり、ぞくぞくしてきます。
怪異を整合性をもって考えるという、ミステリとホラーの融合が何とも言えず、楽しめます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり前に土地にまつわる怪談話(怪談を集めていたら、複数の話が同じ土地で、土地の記録をさかのぼると…的な)を某作家さんの作品で読みました。
このテーマを本作家が書いたらこうなりました。
これは怖い。 -
怖かったですよー。もう、ひたひたと近付いてくる湿った恐怖、っていいましょうか。
一番怖かったのは二つ目の割れ女でした。見えない恐怖というのも確かにめちゃくちゃ怖いんですけど、やはり追いかけられる恐怖に勝るものはなし、でした。質量のある恐怖、というわかりやすさもありますが。
でもよく考えてみたら、見えないモノ「音」への恐れの方が大きいかもしれませんね。
誰かと共有することができないものですから、「聞こえる」っていう感覚は。自分にしか聞こえないのかもしれない、っていうのも恐怖感をいや増す感じですし。
けど、三津田さん、ホントに怖い。もうこれ実話としか思えないんですけど… -
2014/08/11読了