- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140810071
感想・レビュー・書評
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人生の締め切りが迫っている時に、どういう思考ができるのか、大いに参考になった。
屈辱的なまでに人のお世話になる時に、それを恥ずかしいと感じる代わりに楽しもうと考えられるのは、とても思考が柔軟なんだと思う。
自分にとって文化が良くない影響を及ぼすなら、文化などいらないのだという考え方も良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「1万円選書」で選んでいただいた、私が普段読まない類いの本シリーズ。
有名な本で映画化もされているらしいことですが、
内容は本当に読み応えがありました。
「生きる」ということ「死ぬ」ということ、
普段考えないことを、
ALSで死に向かうもリー先生の姿から考えさせられます。
最後の方は、かわいいモリー先生に感情移入しすぎて、
涙なくては読めなくなってしまいました。
この本は、また時間が経ったいつか読みたいと思います。 -
「今日死ぬとしたら、残された1日で何をやるか?」
忙しい仕事を理由に、本来やらねばならないことから逃げていないか?と問われいるようでした。
親兄弟や妻、子供、学校時代の友達へ「愛」を与え続けること。自分が人生で本当に取り組むべきことは何か?を追い求め必死に生きること。これらのことから逃げ出して、忙しい仕事を理由に自分にとって楽なことばっかりやってるように、思えてきました。
仕事を理由にするのは簡単です。周囲に対しても、自分に対しても「仕事だから」で片付けられてしまいます。自分では大事なことのように勝手に思って、あれこれ忙しそうに働き、「俺は様々なことを犠牲にして仕事に打ち込んでいる。」と自分に言い聞かせ、「俺って、頑張ってるなー」と毎日夜遅く、週末もなく働いているのです。振り返ってみると、自分もそんな生活を15年続けてきたな、と。
だけど、今日死ぬなら会社に行くか?物質主義が人間の心を支配する現代では目に見えないものは信じることができず形あるものに固執し続けるため、自分の死が近づかない限り、こんなことにも気づけないのです。
一方で、命ある以上、私もいつか死ぬのです。草や花と一緒で、それが自然の定めであり、また自然に還るだけです。「死が怖い」なんていうのは自分が自然以上の存在であるかのような認識を持つからのことで、おこがましいことです。
しかし、人間が他の生命体と異なるのは、相手との間に愛を与え合うことができることです。このことにより、自分は死して人生は終わりますが、大切な人たちとの繋がりは終わらない、人々の中で人間は生き続けることができる、それを可能にするのは「愛」だけなのです。
ありがたいことに私は今日死なないでしょう。さて、自分の人生どう生きて行くか、しっかり考えないと・・・。
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2017年では18冊目 -
普段の生活に追われて
見逃してしまいがちなことが
たくさん詰まった本だった。 -
エディーさんのオススメということで読んでみた。
重要な話を扱っているようで軽いのはアメリカ人だからなのか。。 -
難病ALSにかかっているモリ―先生。残された時間は限られている、しかし先生は毎週火曜日をくれた。会うたびに弱っていくモリ―。死を目前にしながらも明るくユーモア溢れる先生との対話は、著者、そして読者の心を揺さぶるものがあります。読みやすく、各章が短いため、次々と読み進められます。結末を迎えるまでの2人の交流が静かに紡がれます。
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これは入院中の積ん読で読んだら泣けるやつやった
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読んで本当に良かったと思える貴重な本。特に後半の部分は強く心に突き刺さる。人生の意味、家族や友人の意味、働くことの意味など、いろいろ振り返ることが多かった。この時期に読んだことがタイミングとしても良かったのだと思う。「人生に意味を与える道は、人を愛すること、周囲の社会のために尽くすこと、自分に意味と目的を与えてくれるものを作り出すこと」「まっすぐに相手を見、その人がこの世でただ一人の人間であるかのように耳を傾けること」
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ノンフィクションだけど、小説のようにサクサク読める本。なんていうか、重要な話を扱っているようで軽いし、その中身を楽しむと言うより、主人公たち(特に主人公とその恩師もリー先生)の間に流れる温かい空気を読んで楽しむ、そんな感じの本かな。
書いてあることは、なんか、意外なことに、我が家で結構普通に話されていることばかりで、我が家皆死を目前にしているのか?と思わず疑いたくなる感じ。
というか逆に、この主人公みたいな「驚き」方が発生するパターンがあるんだな、っていう方が新鮮だった。。
ALSであると宣言された時、人は何をどう考えるのだろう?
そんな疑問と正面から向き合い、そのとき思うことをいろいろとそのままの言葉で綴った、恩師と生徒の間のプロジェクト本。愛が大切。そんな話。