- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150102371
感想・レビュー・書評
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面白かった‥面白かった面白かった。哲学でSFで。読み終えてしまったのが大変つらい。そして読後の反動がすごくある。色々考えずにはいられない。
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ハリーが、一度書いた名前を消しているところがじんときました。
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死んだ妻が還ってきた時、男はどうしたか。
存在と心の関係。
古くて新しい、存在の深淵。 -
再読します。
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いつ読み終わるのか・・・・・・・
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宇宙船から、惑星ソラリスを見下ろす。それだけの舞台で、物語は大きく広がっていく。
死んだはずの妻との再会。理解し合えない研究者たち。膨大に作りつづけられる無意味な資料、人間の挑戦の歴史。そして、ソラリスからやってきたものの選択。
それらの出来事から主人公が受けた、宇宙を抱く不完全な神のイメージと、ちっぽけな人間の誇り。
最後、一人ソラリスに降り立つデイビッドに勇気をもらえる気がする。
いかに人生が理不尽でも、人は努力しつづけることができるはず。 -
作者の言う“相互理解の成立は類似というものの存在を前提とする。しかし、その類似が存在しなかったらどうなるか?”という言葉に尽きる話。
異星人とのコンタクトを描いたSFはよくあるし、自分もそれなりに観たり読んだりしていると思うが、それは相互理解(対立する立場も含め)が成り立つ前提でのお話なんだなあと思った。そういう意味で、概念を覆された経験が出来た。
あとがきを含めての星4つ。またじっくり読み返したい一冊。