- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150119553
感想・レビュー・書評
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本のない社会ということだけど、学校の教科書とかどうしてるんだろう、映像なのかな、とか考えながら読みました。
本のない世界を本気で想像してみると、案外難しいですね。現代でも、本を読む人より、読まない人の方が多いのでしょうか。だとしても誰も本を読んでいない世界って、ちょっとどころか少しも想像できません。私がもう本を読めなくなってしまったとしても、誰も読んでいないなんて有り得ないし、この世から本が消えてしまっても、その側から書く人が絶対に現れると信じています。 -
最初はわからん……って感じだったけど、第2部からグイグイ引き込まれて一気読みしてしまった。結局この本の伝えたいことはわかってないかもしれないけど、名作と言われる理由がわかった気がする。
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時代や状況は異なるけれど、誰からのものかも分からない表層だけの情報が飛び交いそれを娯楽として搾取できるような現代で、自分の頭で考えて過去の知から学び新たな世界に飛び込んでいけるような人でありたいと思った。
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SF
「華氏451度──この温度で書物の紙は引火し、そして燃える。451と刻印されたヘルメットをかぶり、昇火器の炎で隠匿されていた書物を焼き尽くす男たち。モンターグも自らの仕事に誇りを持つ、そうした昇火士(ファイアマン)のひとりだった。だがある晩、風変わりな少女とであってから、彼の人生は劇的に変わってゆく……本が忌むべき禁制品となった未来を舞台に、SF界きっての抒情詩人が現代文明を鋭く風刺した不朽の名作、新訳で登場!」
『書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで』
フェルナンド・バエス著 もぜひ一緒に。 -
面白かった〜。ディストピア系SFって初めて読んだけど、思った以上に楽しめた。
他のレビューでも見かけたが、少し読みにくい。ただ、体感としては読みにくいのは中盤までだったようにも思う。私が読み進める中で慣れた可能性もあるが、主人公が混沌とした独裁社会に疑問を持つにつれて、話に整合性が出てくる感覚があった。それでも、急に場面が切り替わったり、事実なのか空想なのかわからない場面があり、「え!?今なんの話してる!?」となることは必須だった。それもそれで面白かった様に思う。
好きなフレーズもいくつかあったし、訳者のあとがきも良かった。 -
本男さん@46.bookman のおすすめ。
ダメだった。
英語の翻訳なのか?わからないんだけど、ところどころ比喩なのかそのままの話なのか?よくわからない。近未来の話だってことも中盤までようわからず、なんだ?何が始まったんだ?
って半分まで内容についていけませんでした。
話もまた、飛ぶ飛ぶ。
突然、近所の人死んでるし、なんなんだ、なんなんだ?ようわからん。
ただ、最近受けた建築士の試験で、木造は450度が発火点っていうの習ったばかりだったので、この華氏451℃って題名が、あーそういうことなんかな?とは思って繋がりに嬉しかったくらいです。
感想は。
なんだったんだろう。この本。最後までよくわからんかった。 -
70年前に書かれた小説であることに、まずは驚き。誰が本を燃やしているのか?
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ずっと気になっていた作品でしたのでようやく読むことができました。
ストーリーは分かりやすくイメージはしやすかったのですが、詩的な表現が多いのか何が起きたのかよくわからないままどんどん話が進んでいく印象でした。 -
ディストピア小説の古典「1984年」や「素晴らしきこの世界」ほどの完成度ではないと思うがそれなりには面白い。まさに今はこんな感じの世の中になっていると思う。当時から萌芽はあったのだろうがどんどんと加速していっていると思う。
しかし古いディストピア系の話を未来の今読むとわりと当たっていると感じるのだがユートピアはまるで実現していないのはなぜなのだろうか?人間の想像力というのは悪い方向への方が的確に働くということなのか。