- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309633
感想・レビュー・書評
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ヨウ冥の神が良い。若いな(≧∇≦)
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2009年発行・・・今の今まで発売に気づいていなかったなんてなんという不覚・・・!
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実は敵は海賊シリーズを最初に読んだのはこの巻の最後に収録されている被書空間でした。その頃はSFマガジンに掲載された短編を各年ごとに編纂した短編集が出版されてたんですよね。あのシリーズよかったよなあ…。そのシリーズで梶尾さんも知ったし、読んだことのなかった作家を色々と知りました。言ってみれば今創元から出ている虚構空間シリーズみたいなものでしょうかね?
その当時は登場人物の活きの良さと掛け合いの面白さ、わかりやすさに反比例する精神世界、異世界に引きずり込まれる不確定さに自分の意識が付いて行けずなんだろうこの作品…と思ったのでした。
今でもこの方の書かれる精神世界のあり方や異世界・非物質世界と物質世界の融合についていけなくなる時はあるんですが…。
シリーズの主要なキャラが色々出てきて盛りだくさん。そしていつもよりは確かに等身大であまり破天荒ではない感じです。(アプロは例外ですが。もちろん。どんな例でも例外は存在するって言うイイ見本だよなあ本当に)それにしても確かにアプロが何とかしてくれるシリーズですね。アプロがやられるなんて想像できないや。本当の意味でこのシリーズの最大の敵は黒猫を敵にまわしたら終わりってことなのかもしれない。面白かったです。 -
神林作品は結構読んでるが、「敵は海賊」シリーズは、これが初めて。「雪風」に比べると、ずいぶん読みやすいと感じた。それにしても『被書空間』には思わずニヤリとしてしまった。
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冷酷、残忍、人でなし
と善良な市民から罵られる広域宇宙警察宇宙海賊課。
彼らにとっては善か悪か、生きているか死んでいるかなど問題ではない。
たったひとつ重要なこと、それは海賊かそうでないか。
広域宇宙警察・太陽圏・火星ダイモス基地の宇宙海賊課・一級刑事、ラテルとその相棒・黒猫型宇宙人アプロ。
彼らはある少女の叔父捜しを依頼される。少女の叔父はある日突然失踪し、それだけでなく、誰も彼の存在を覚えていないという――。
「敵は海賊」他、女海賊マーゴ・ジュティが遭遇した怪奇現象を描く「わが名はジュティ、文句あるか」、伝説の海賊…そう呼ばれる男のはじまりと良心と神殺しの物語「ヨウ冥の神」、そしてあの戦闘妖精『雪風』との競演を果たした「被書空間」……以上4篇収録の、敵は海賊シリーズ初の短篇集。 -
ラジェンドラ……別の世界のものを簡単に捕獲するなよ。
この作品集の一つ目では思いっきり地味だった癖して (゚∀゚)
一作目は原型だからいいけど、それ以外は長編読んでないと分かりません。
ということで(どういうことでだ?)、「フムン」と思った作品集。 -
タイトルどおり、短篇版。
神林節は健在、久々だったので純粋に楽しかったです。
「我が名はジュティ、文句あるか」が一番好きッスね。
女は強いよ。 -
「敵は海賊」「我が名はジュティ、文句あるか」「ヨウ冥の神」「被書空間」の四本が収録されている。
「ヨウ冥の神」は書き下ろしで、他は過去の作品だけど、いままでの文庫に収録されていたのは「敵は海賊」だけなので、まとまった形で読めるのは嬉しい。