- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152090591
感想・レビュー・書評
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好きなSF作品。
幾つになって読んでも、甘酸っぱい気持ちになる。
確か最初に読んだのは、大学生の時。当時は、SF作品はあまり読まなかったが、SFありきのストーリーのではなく、本当に感動した。
(ピュア気持ちを失いつつある)今読んでも、やっぱり良かったよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新訳版。
一応ぎりぎり若者の端くれとしては、圧倒的にこちらが読みやすい。
文字が大きく行間にゆとりがあるという物理的な読みやすさもあるし、
熟語慣用句、オリジナル用語の表現がぐっと現代的で平易。
レビューやら読んでも感じるけれど、
この訳がいいか悪いかではなく、
福島訳へ慣れというよりもはや愛着とロマンを持っている人にとっては、薄味で時代にこびているように感じるかもしれない。
ま、原作が面白いので、些末な問題だと思います。
福島訳で挫折した人はこちらで、とあえて。
何となく、福島訳よりも主人公はマイルドな印象になっている気がする。 -
読了までかなり時間がかかったけど、読みやすかった!原作が素晴らしいのか翻訳がいいのか、飽きずに最後まで読めた。
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お掃除ガールが欲しい
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SF系の小説を初めてちゃんと読んだ。
時間軸の移動には頭を使ったけど面白かった。 -
ピートがかわいい。なるほど、SFって、こういうものか。
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古典といわれるだけあって、タイムスリップのパラドックスなど、今となってはかなり使い古されたものになっている印象だが、本当の名作は手法が古かろうがなんだろうが面白いもの。
1970年がこの物語の現在で、30年またいで2000年に突入するわけだが、なかなかリアル路線で考えられていて、そのいくつかは既に実現しているところも興味深い。しかも、作品が発表されたのは1957年である。
著者の、「SFは予測の文学だ」という言葉からも、いかにリアリティを求めて描かれたかが伺える。誰が言ったか忘れたが、人間の想像できるものは全て実現できるんだとかなんとか。
SF文学と科学の進歩も、きっとどこかで通ずるものがあるに違いない、そんなことをヒシヒシと感じたりした読後。 -
国内のSF系の雑誌やサイトにおいて海外SF小説オールタイムベストで常に上位の作品。
少女の取る行動の理由がさっぱり分からずモヤモヤ感が残る。
なんか男にとって都合が良すぎるストーリーである気がして、自分には余り合わなかった。ただ、猫のピートは良い。