壁と孔雀 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 318
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094780

感想・レビュー・書評

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  • ミステリっぽいけれど、どちらかというと二時間ドラマのような話でした。
    面白かった。
    現代の時間軸での、こう、横溝文学的なもの、といった印象が。

    関係ないですが、なんだか良い感じのデザインリングが欲しくなりました。

  • たぶんジュブナイルなんでしょう。だから、大人が読んで文句を言うのは筋違いだって事は重々承知の上なんですが、あまりにも優しすぎる登場人物達には、やはり違和感をぬぐいきれません。

  • 思ったよりスケールが大きな事件というか、謎があり、でも絡んでいるのは全部身近な人っていう、いまいちありえない感が拭えなかったので、今回は微妙…。
    孔雀=未来の本当の姿もわからないまま。

  • ミステリ仕立てだが最後らへん曖昧オチ。小路作品に今回こそは悪人が?と思ったのだがやはり不在。タイトルも惹かれるし冒頭から座敷牢だしでつかみはいいのだが、期待よりは盛り上がらなかった。突然現れた異父兄弟がなじみ過ぎ。コミュニケーション能力高い登場人物ばかりである(笑)。主人公の人柄と言ってしまえばそれまでだが。読みやすいし面白いし終盤のあれこれ考え過ぎな推理も面白いけども、ちょっと物足りない。未来がもう少し危うい感じを出してくれてれば、もっと美味しかったかもしれない。

  • この作品の前に読んだ「スターダストパレード」よりは良かったけれど…作品によっていろんな小路幸也が現れているのだろうけど、これは私にはちょっと合わない感じでした(^-^;)

  • 久々の小路さんの作品。あったかい感じとワケアリな感じはいつもの通り。楽しく読めました。

  • あんまり好きじゃないほうの小路幸也。ちょっぴりビターサイド。

  • 小路さんの本は面白いなぁ。

    北海道が舞台になるんだけども。
    自然や景色の表現がうまい。読者の頭に浮かぶ。

    ものがたりのなかに謎もしっかり含まれていて。
    面白い!

    小路さんの作品は3作目だけど、
    映像化したらぜったい面白いと思う。

  • 大臣を暗殺者から身を盾にして守ったSP。銃弾による傷を癒すために亡母の墓参の為に北海道を訪れる。
    初めて見る実家は豪邸のだが、初めて存在を知った弟は座敷牢に。

    話の展開が大きくて面白い。ベースは弟を思う兄の暖かい気持ちだから、読んでいて暖かい気持ちにもなれる。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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