蛇を踏む

著者 :
  • 文藝春秋
3.12
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163165509

感想・レビュー・書評

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  • 2002年4月23日読了。

  • 12/19
    魔女然とした写真。
    ちょっと恐い(写真だけじゃなく)。

  • 01.蛇を踏む
    02.消える
    03.惜夜記(あたらよき)


    3作品とも不思議なお話でした。
    この中で私が一番気に入ったのは『惜夜記』です。
    ミヒャエル・エンデの『鏡の中の鏡』を思い出させる短篇を集めた作品でした。
    この中には夜が実体を持つ=具体的な存在になるお話も入っています。
    夜はねちっこい、決して好ましくない物質になりました。
    これを書いている今は8月。
    昼間の暑さに対して夜の涼しさが恋しくなる季節です。
    しかし、今の私には夜の訪れが少し恐ろしい。

  • 蛇を踏む
    詩集を読んでいるよう

  • なんか古典小説読んでるような気分になった。
    淡々と進む分臨場感はそんなにないけど、
    現代の景色の流れる早さに似ているかんじ。

  • いみわかんない。なのにずるずる惹きこまれる川上ワールド。書き出しの文でもう負けた、と思う。収録されてる3作の中では「消える」が一番好み。
    「このごろずいぶんよく消える。」

  • なんかこの話、たまに読み返しちゃうんですニャ。

  • めまいがするような気持ちになります。

  • 漱石『夢十夜』や百?の『冥途』なんかを髣髴させる世界観。

  • ぬるり、どろり、心に入り込んでくる。
    知らないよ。って思うのに、なんだか核心をつかれた気がしてはっとする。
    熱を出した夜にみた夢のような、読書体験。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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