- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163165509
感想・レビュー・書評
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難しい。わからない。どこまで続いていくのだろうか、この世界観は…。といった言葉が頭の中んをぐるぐる回りながら、結局どこにも到達することなく読み終えてしまった。独特の世界がはてしなく広がっていく、著者のいう「うそばなし」を理解するのは難儀だった。というより理解できなかった。面白みすらも見つけがたかったのが残念である。将来、もう一度読み返した時には違う見方ができるようになっているだろうか。
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「なにこれ!」と思った。
「乾杯しましょうか、たまには」
がいい。笑 -
独特の不思議感みたいなものがあって
芥川賞受賞作らしいけど
あたしには合わなかった…… -
幻想文学というかなんというか。不思議。ほの暗い、不気味、でもどこか懐かしく、心惹かれる。
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ぬるりとしてる読後感。
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夢の内容を読んでいる感覚・・・3作中2作で挫折・・・
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ゼミの夏合宿課題本。
07/07/31 -
この人の文章好きだけど、初期の作品のせいか、最近のものに比べて「不思議ワールド」を醸し出そうと無理している感じがする。だって、読みにくい。でも、安倍公房的であり、面白い。
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女は藪で蛇を踏んだ。踏まれた蛇は女になって、食事を作って待っていた…母性の眠りに魅かれつつも抵抗する若い女性の自立と孤独。第115回芥川賞受賞。/「蛇を踏む」「消える」「惜夜記」。ぶつかった拍子に、男の懐から何匹ものもぐらがこぼれ落ちた。「しまったしまった」騒ぎながら拾い集めている。
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積ん読本からの1冊。表題作ほか2編。川上弘美の作品は、いつもどこか自分に異物感を与える。表題作は蛇を踏んだことから始まる物語なのだが、不思議なあり得ない展開に引きずり込まれる。川上ワールドと言ってしまえばそれまでなのだが、それがすごく気持ち悪いのと同時に、怖いモノ見たさで踏み込みたくなる。それが彼女の作品の魅力なのであろうと思う。