クライマーズ・ハイ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1998
感想 : 323
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163220901

感想・レビュー・書評

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  • 日航機墜落事故。
    群馬地方新聞の記者達の熱い物語。
    主人公も含め、「昭和の男」が粒ぞろい。
    新聞記者としての情熱と組織の葛藤を描く。
    まだケータイもない時代であるが
    不便であるからこその熱を感じることができる。
    「北関の人間として間違ったことはしていません」
    時に怒鳴りあい、胸倉を掴みあい、
    意見をぶつけあう。
    僕にはできない、「いちぬけた」って
    なるだろうな。
    組織に所属することの意味を考えさせられる。

  • 2016.6.30

    大きい命と小さい命

  • 以前、映画を見たけど、それよりも重厚だった。
    父と息子の関係、父の葛藤にすごく涙がでてきた。
    ハッピーエンドとはいえない内容が心にズッシリときた。

  • 苦悩や挫折もありうまくいかないときも多い人生を真剣に生きてきた男の生き様がかっこいい。当時理解できなかった友人や息子の気持ちが解けその感慨が悠木のクライマーズハイとなったのだろう。少し前の小説だが読んでよかった。

  • 1985年に起きた「日本航空123便墜落事故」をネタに新聞社で繰り広げられる男たちの熱い物語。ただ自分には少し余計な内容が多すぎる気がして余り熱中できなかったのが残念

  • 今年イチ.なじみのある群馬の地名や母校出身者も出てきたりもして一気に読む.

  • おもしろかった!!
    初めての横山秀夫作品!
    男臭く、人間味があり、程よく暑苦しく、ジメッとしているが、心地良い。
    もっと、早くに読んでいればよかったと思った。

  • ⑤/81

  • 日航ジャンボ機墜落事故という実在の事件を軸に、地方新聞社の記者をはじめとする社員達の熱いプライドや信念、社内の派閥争い、病に倒れる直前の不可解な行動の謎、衝立岩への挑戦、家族の繋がり、これだけ沢山のテーマを盛り込みながら、どれもが色あせず、引き込まれるという、かなりの読み応えある一冊でした。どの男達も熱く、カッコ良かった!ラスト近くの二人を繋ぐハーケン、感動しない訳がない!!あの事故からちょうど30年の節目に読めて良かったです。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

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