にょっ記

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 157
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163247403

感想・レビュー・書評

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  • 初穂村弘作品(作品?)

    さすが、”言葉”を職業にされてる人ですね!
    シンプルさゆえに、ぐっと心をわしづかみするような日記(にょっ記)もあれば
    あほすぎて笑える日記(にょっ記)もあって。

    妄想族として、尊敬しちゃいます。
    ただ、ちょっと下品なときが…
    いやぁ、しかし奥深いなぁ。

  • うっかり電車の中で読んでしまった。頬がぷるぷるふるえてしまう。江ノ電に乗っていた15分間に、何度吹きだしそうになるのを咳払いでごまかしたことか。
    それでいてシニカルな部分もあったり、忘れていたような甘酸っぱい記憶にふれてキュンとさせたり。

    クワガタ捕り・・そうだ、全然つかまえることが出来なくても、
    それでは「クワガタ捕らず」でしかないのに、
    徒労とか無駄とか虚しいとかみじめとか思わず、
    夏休みといえば「クワガタ捕り」だったのだろう。
    子どもには未来への膨大な時間があったからなのか・・。

    ”・・・何かをやろうとして結果が出ないと、すぐに失望したり絶望したりする今の私は、「クワガタ捕り」に懐かしさ以上の眩しさを感じる”

    にょっ記だからニョッキも出てくるのかな?と思ったら出てこなかった。日常でにょっ、にょっ・・と出くわすことを日記のようにつづっているから”にょっ記”なのか?!

  • 面白すぎて一気読み。

    2冊目のほむほむです。

    うしさん と おーいお茶 の話がかなりツボ。

    電車、人前で読むのはオススメできません。

  •  作者、作品を書き始めたときには、おもしろいと思っていたのだが、その後、なんだか「あざとさ」を感じて、ちょっと遠ざかっていた。 「あざとさ」は、もちろん、私の感想であり、実際がどうかと言うことは不明。 で、本作、気まぐれで手に取ってみたが,おもしろうございましたよ。 もっと積極的に作品を読むかどうかは別として、芸風、もとい、作風は変わらないなぁと。

  • 『現実入門』が面白かったなぁ、と思い、著者名だけ見て購入。中が見えないような造本だったので内容はよく分からない(まだ見ていない)

  • 夜更かしをしてしまいました。
    面白くて。

  • 短い日記形式の本だが、歌人だけあって言葉のリズムが素敵。本文組も行長が短くマッチしている。小塚明朝のもったり感が気になったが読み進むうちに慣れた。

  • 歌人・穂村さんの、ゆるーいウソホント日記。
    自分の誕生日に書かれた日記には武蔵丸の夢を見た話が書かれていたわ。

    武蔵丸にささやかな親近感。

  • 部屋に置くなら、文庫よりもぜったいにこっち。装丁最高。印刷も手触りも形も最高。
    内容は、ほむほむとフジモトマサルの…何だろう…変な食べあわせで、変な気分になれます。
    読んだあとはしばらく、目に「ほむらめがね」のようなものがかかって、世界がふしぎに見えてきます。

  • くだらない、でもやめられない。読めば読むほど、おもしろさが増していく気がします。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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